PRAY FOR JAPAN - 3.11 世界中が祈りはじめた日
「PRAY FOR JAPAN 」 -3.11 世界中が祈りはじめた日ー
prayforjapan.jp 2011/04 講談社 単行本 119p
Vol.3 No.0444 ★★★★☆
1)3.11から半年が経過した。
2)宮崎県からドラゴン・フルーツの詰め合わせが300箱届いた。名前は聞いたことあったが、今回、初めてこういう果物があることを意識した。「被災地にドラゴンフルーツ6トン 国富の農業・河野さん」宮崎日日新聞9月9日朝刊
河野通賢さん、規須子さん、どうもありがとうございます。被災地の多くのみんなが感謝しています。
3)そのうちの15箱が我が家の担当になり、県南部の仮設住宅に運んだ。
4)ひと箱ひと箱の中に、小学生や中学生たちが書いた被災地への手紙が入っていた。
5)被災地のいちご農家の人は、来年はいちごを出荷するぞ、とハウスを建てた。塩害で苗は育たず、病害がついてしまったという。
6)被災地支援で無料になった高速道路を走っていった。
7)ちょうど、農家の人はお昼休みで仮設住宅に帰ってきた。
8)3人暮らしで四畳半ふたつ。押し入れも棚もないので、思ったより広くない。それでも、体育館のような避難所よりずっといいと言う。
9)いつまでも後ろを見ていても仕方ないだろう、と言う。
10)津波は、全てを流してしまった。先祖の位牌や写真も何処に流されたか分からない。お寺もやられた。墓も倒された。津波は、お墓を倒し、先祖のお骨も全部持っていってしまったという。
11)高速道路から海岸の方を見ると、夏には雑草も生えて緑化してきたかな、と思っていた沿岸部だったが、塩害のせいか、早々と枯れ始まった。もう、緑という感じではない。二ヶ月くらい早めに初冬が訪れてしまったか、と思うような風景。
12)「沈黙の春」。レイチェル・カーソンはそう表現したが、本来は「実りの秋」であるはずのこの地、今年は、「沈黙の秋」になってしまっている。
13)みんな、祈ってくれてありがとう。
| 固定リンク
「37)3.11天地人」カテゴリの記事
- 東日本大震災全記録 被災地からの報告 河北新報出版センター(2011.10.07)
- 反欲望の時代へ 大震災の惨禍を越えて 山折哲雄/赤坂憲雄(2011.10.07)
- 3・11その日を忘れない。―歴史上の大津波、未来への道しるべ<2> 飯沼勇義(2011.10.06)
- 方丈記 鴨長明 現代語訳付き <2>(2011.10.05)
- 「スマート日本」宣言 経済復興のためのエネルギー政策 村上憲郎/福井エドワード(2011.10.04)
コメント