宮沢賢治の心を読む(1) 草山万兎 <1>
「宮沢賢治の心を読む(1)」 <1>
草山万兎 2011/09 童話屋 単行本 157p
Vol.3 No.0498★★★★★
1)
2)ようやく辿り着いた賢治ワールドだが、そこで私が見つけたのは、「注文の多い料理店」と書いてある看板だったのではないか。ぶる、ぶる、ぶるるる、るううう。これは大変なことになりそうだぞw
3)「宮沢賢治」をキーワードにして図書館の蔵書を検索してみると、あっと言う間に1000件を超える。「チベット密教」だと200余り、ネイティブ・アメリカン関連だとその倍はすぐ行く。しかし、賢治関連はとてもじゃないが、フォローはしきれないほどある。
4)そこで、「3.11以降を生きる」として賢治を読み進めるには、大震災後に発行された賢治本から始めてみようということになった。そして手に取った最初の本が、この本。
5)文字づかいについて 宮沢賢治の原文は新仮名づかいに改め、若い読者を考え、読みにくい感じにはふり仮名をつけました。 p158
6)読みやすい。そしてハードカバーでありながら、文庫本サイズなので、お気軽に読める。短編の4つの童話が収録されている。ひとつひとつついている解説がいい。
「雪渡り」、「なめとこ山の熊」、「注文の多い料理店」、「セロ弾きのゴーシュ」。
それにこの本はどうやらシリーズの第一回だ。今後が楽しみ。
7)きのう図書館にいったら黒テント講演のポスターが貼ってあった。
8)黒テントを最初に見たのは16歳の時、40年も前のことだ。彼らがまだあの活動をやっていて、なおテーマが賢治だというのが、なんとも因果なことだと思える。賢治ワールドは急いで通り過ぎる世界ではない。
9)私のセロである当ブログの、糸の調子もいまいちだが、猫やカッコウ、タヌキの子や野ネズミたちと遊べる時がくるのだろうか。まずは関連リストを作っておこう。
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