小出裕章が答える原発と放射能 小出裕章
「小出裕章が答える原発と放射能」
小出裕章 2011/09 河出書房新社 単行本 155p
Vol.3 No.0491★★★★★
1)本書は(中略)、多くの人々の疑問を整理し、それに対して私が答えてきた文章などを整理してまとめてくださったものである。p155「あとがき」2011/7/29
2)本書は一問一答形式でまとめてあり、殆どの記事が見開き2ページでまとめてある。だから、網羅的に著者の考え方を知りたければ、この一冊を読めば、現在の彼の主張やアドバイスは、ほとんど全て分かる、と思う。
3)これまで著者の本に触れてきた人はまとめのおさらいになるだろうし、これから読み始めようとする人は、この一冊を読めば、まずは全体像を理解する、ということになる。
4)私は、このあとがきが書かれた一週間後の8月5日に行われた著者の講演会に参加してきたので、ほとんど同内容のことが語られていた、と確認することができた。
5)今後の事態の変化によっては、著者の今後の発言に留意しなければならない。、以前とは違って、最近はテレビなどにも著者は登場する機会が増えている。今後も要チェックだろう。
6)危険が低い地域に住んでいる人たちは、福島をしっかりと支えてほしいのです。日本国民全員が被曝したとしても、より危険な人たち、より困難を強いられている人たちを、腹を決めて支えるという選択ができたらと思っています。p153「脱原発に向けて」
7)まさに、環状島モデルの外海に埋没しないで、まずは外斜面を登ってきて欲しい。無関心にもどらないでほしい、という、著者からの強いアピールである。
8)著者は原発の専門家だから、それ以上話題を拡大しないが、本来は、原発は、広瀬隆のように巨大地震との関連で考えら得なくてはならない面がある。その面から考えれば、脱原発の速度は、もっともっと迅速に進めなければならないことがよくわかる。
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コメント
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投稿: noboru | 2011/10/21 23:46