東日本大震災全記録 被災地からの報告 河北新報出版センター
「東日本大震災全記録」 被災地からの報告
河北新報社/河北新報出版センター 2011/08 単行本 255p
Vol.3 No.0482★★★★☆
1)当ブログのカテゴリ「3.11天地人」はこれで108冊目となる。恒例により、この本にて次のカテゴリに移る。
2)本当は、最後の本としてこの本でカバーするかどうかは最後まで悩んでいた。飯沼勇義 「3・11その日を忘れない。―歴史上の大津波、未来への道しるべ」がもっともふさわしいのではないか、と思ったり、 ジェームズ・ラブロック「ガイア 地球は生きている」(未メモ)がいいのではないか、と思ったり、いきなりはずして、ニュートンムック 「今こそ知りたい最新ガイド太陽光発電」も悪くない、と思っていた。
3)しかし、結局は、この本で締めくくることになった。
4)実はこの本、まだよく読んでいない。この手の本は、今、世の中に数多流通している。本当のこと言って、あんまり読みたくない。
5)この本は、新聞社が学校図書館にそれぞれ記録として贈呈したりしている。記録としては、この本はどの図書館にもあるべき一冊だろう。地元の新聞社だし、発行も8月になっている。かなりまとまったものだろう。
6)気を取り直して読み始めようとしたところ、家族が、どうせ読まないだろうと気をつかって、すでに図書館に返してしまったという。なんというタイミングか。
7)いずれは、私もこの本をじっくり読むだろう。だが、今はいやだ。読めない。被災地の惨状と、被災者たちのうめきを、いまだに私は直視できない。
8)3.11、というもの、私はそこから目をそらそうとしているのかも知れない。いまだに直視できないが、それでもやっぱり直視せざるを得ないもの、それが3.11なのだ。
9)「3.11天地人」カテゴリを、今、このタイミングで締めるには、この本がベストだろう。これ以上でも、これ以下でもない。ここから歩み始めるしかない。
10)「東日本大震災全記録」。それは無理だろう。このタイトルには無理がある。「全記録」と言ったところで、まだ進行中なのだ。ましてや、「全」などと言えるはずなど、最初からない。一冊の写真集に収まるほど、「東日本大震災」はコンパクトではない。
11)しかし、それでもなお、地元の新聞社は、このタイミングで、この名前で、この一冊を出さざるを得なかったのだろう。
12)そのことを諒として、この写真集を、当ブログ「3.11天地人」カテゴリ108冊目に置く。
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