地球人スピリット宣言草稿<11> シャンバラと<3.0>の相似形
「地球人スピリット宣言草稿」
<11>シャンバラと<3.0>の相似形
1)<3.0>の模索は、実はすでにスタートしており、実際に稼働してすでに一年半以上経過している。ネット上で発見できる場合もあるし、できない場合もある。ネット上で発見できるものは、その片鱗や、蛇の抜け殻のようなもの。三段ロケットの切り離された燃料タンクのようなもので、その本体ではない。
2)「ブータン国王の<龍>とは何か?」という書込みは割と成功した。今まで散漫に読み散らしてきたチョギャム・トゥルンパ「シャンバラ 勇者の道」の、随時書きぬきしておいた本文を、単にひとまとめにして、整列させただけだが、それでも、ひとつの「龍」を呼び覚ます手助けにはなる。
3)カリール・ジブラン「預言者」の<統合>もやってみた。こちらもかなり無理はあったのだが、割とうまくいった。この作業の中で分かることは、読者として抜き書きしているところは、30弱あるテーマのうち、触れているのは、限られているテーマであった、ということだ。
4)つまり、ジブランが作ったアルムスタファの場面設定には、総論的に共感しているが、それぞれの質問に対する答えには、時には疑問を持ち、時には反論さえ持っていたということだ。各論において、異議がある。
5)それはまたOshoが「The Mesiah」の中でやっていることであり、それは今後当ブログが突入して行かなければならないテーマとして残されている。Oshoはジブランが設定した場面を使いながら、そこに実存的に存在しようとした。総論賛成、各論書き直しである。
6)さて、当ブログが、今日のニュースなどに連動して、ひとつの<統合>的書き直しをやろうとしたら、「麻原集団事件関連リスト」あたりが筆頭に挙がってこよう。遠藤誠一被告の死刑判決が、最高裁判所で確定して、「オウム事件の裁判 すべて終了へ」というニュースのタイトルが躍っている。
7)教団関係者の中にはまだ逃亡中の元信徒が数名いる段階では、すべて終了、ということではないのだろうが、いわゆる集団として教団がかかわった事件としては終了ということになるのだろうか。
8)この問題はなかなか直視できない部分がある。当ブログでも取り上げた宮地尚子「震災トラウマと復興ストレス」における環状島モデルも、この事件にあてはめてみることは、当然、可能であろう。
9)そもそも円錐山における頂上が失われてしまったいるからには、せいぜい環状島の尾根に立って、その頂上を仰ぎ見るしかない。そして、それは内海に失われてしまっているのだ。ただ、この環状島は、不思議な類似性を持ってもいるようだ。
10)歴代のリグデン王、すなわちシャンバラの偉大な支配者たちが住む宮殿は、国の中央の環状の山の頂上に建てられている。ミパムによれば、この山はカイラーサ山と呼ばれている。カラーパと呼ばれるその宮殿は、敷地が何平方マイルにも及ぶ壮大なものである。その南面にはマラヤと呼ばれる美しい庭園があって、この庭園の中央には、ダワ・サンポが奉納したカーラチャクラの寺院が建っている。
別の伝説によると、シャンバラは何百年も前に地上から姿を消してしまったということだ。ある時点で、国のすべての民が悟りを開いて、王国は別のもっと天上的な領域へと消えていった。これらの物語によれば、シャンバラの歴代のリグデン王はいまも人間の行ないを見守っており、いつの日か人類を滅亡から救うために地上に戻ってくるという。チョギャム・トウルンパ「シャンバラ 勇者の道」p25
11)つまり、ここで当ブログがここで言いたいのは、当ブログにおける<3.0>とは、この失われた内海の海底奥深くでもあるし、失われてしまった山頂のシャンバラのことでもあるのだ。ここに相似形をみることができれば、当ブログにおける<3.0>が、いかにあやふやで曖昧なものであるかがわかる。
12)「麻原集団事件関連リスト」は、当ブログにおける「尾根」の部分にあたる。そこは何も極めていない。そこから、内斜面に入って内海の水面下に降りていくことも可能であろう。あるいは創造力たくましくして、見えざる頂上のシャンバラを幻視することも、あるいは可能であるのではないか、というのが、大きな仮説として抱えている<3.0>のテーマである。
13)リンクすべき尾根伝いには、「OM MANI PADME HUM」リストがあり、108つのマントラが数珠つなぎになっている。また「チベット密教」関連一覧リスト」には数百冊ほどの三角標が、環状にリンクを形成している。
14)今晩書くとすれば、書けるか書けないかはともかくとして、「オウム真理教と失われた秘境シャンバラ」なんて記事を書くことができれば、そこそこアクセス数を稼ぐことができるであろう。
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