宮沢賢治 銀河鉄道の夜 Fantasy Railroad in the Stars KAGAYA
「宮沢賢治 銀河鉄道の夜」 Fantasy Railroad in the Stars
KAGAYA 2007/01 株式会社アスク DVD 48分
Vol.3 No.0518 ★★★★☆
1)これはアニメではない。実写かな、と見間違うような、これはコンピュータ・グラフィックスなのだろう。あれ~、どんな風にしたんだろう、と思うくらい、きれいな映像。
2)80年前の作品、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」。そこに描かれた風景が、デジタル映像として完成。
映像は、透明感あふれる作風で国内外に多くのファンを持つアーティストKAGAYA。3年の歳月をかけて創り込まれた精緻で臨場感あふれる映像は幻想の世界へと誘います。ジャケット裏面
3)天体に関する描写も素晴らしい。この前プラネタリウムに駆け込んだ時、工作の天体望遠鏡を売店で見つけた。今度あれをつくって、プラネタリウムじゃなくて、本当の夜空をみてやろう。
4)星占いには自信があるけれど、夜空の星ぼしにはあまり詳しくない。
5)1950年代はまだまだ満天の星空という実感があったけど、最近は、もう夜空を見る機会というものが、まったくなくなってしまった。
6)もし賢治が今生きていたら、インターネットにも夢中になるだろうし、宇宙飛行士たちの活躍にも目を見張ることだろう。
7)「月夜のでんしんばしら」という童話がある賢治のこと、原発や火力発電所から伸びている送電線の大きな鉄塔にさえ、ファンタジーを見るかもしれない。
8)科学がまだまだ夢をかきたてる時代だった。
9)センダード2012に賢治がよみがえったら・・・・。そんなことを、いちいち考えてみる。
10)去年3月、センダードを取り巻く環状線の自動車専用道路が、完成した。
10)一周60キロ、約45分の旅だ。最近、銀河鉄道をイメージしながら、内回り、外回りを廻ったりしている。賢治だって、きっと好きだろう。
11)ぐるぐる回っていると、どんどん賢治ワールドにつながっていくような気がする。
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