宮沢賢治への旅 イーハトーブの光と風
「宮沢賢治への旅 イーハトーブの光と風」
NHK 1996/09 販売元: 朝日新聞社 VHS] 時間: 45 分
Vol.3 No.0526★★★☆☆
1)賢治という「仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明」に、今となって、周囲の人々は、あまりに多くのことを重ね合わせてみようとしすぎているのではないだろうか。
2)多くの人に愛され、多くの解釈が成立するのは、必ずしも拒否するものではないが、ひとりの人間に多くのことを期待しすぎているように思える。
3)ビデオや解説に頼るのもほどほどにして、賢治が直接残した詩や絵などに、戻っていくべきものだろう。
4)賢治が愛した大自然も、たしかにイーハトーブの大事なファクターではあるが、それはあたかもイーハトーブだけが聖地であるかのような錯覚を与えてしまう。
5)かと言って、解説も評論もなければ、賢治ワールドも遠のいてしまうし、動物たち、植物や鉱物たちも、賢治を理解するには不可避の入り口である。
6)とにかく、今は、賢治、賢治、とつぶやきながら、もう少し、ぶらぶらと散歩をつづけてみよう。
7)それにしても、「原体剣舞連」はすごかった。
8)これはNHKの番組だった。
| 固定リンク
「36)3.11後を生きる」カテゴリの記事
- 学者アラムハラドの見た着物 インドラの網 宮沢 賢治 <2>(2011.11.08)
- 再読したいこのカテゴリこの3冊「3.11後を生きる」編(2011.11.08)
- 宮沢賢治への旅 イーハトーブの光と風(2011.11.07)
- ポエム/宮澤賢治 シグナルとシグナレス 春と修羅(2011.11.06)
- 氷河ねずみの毛皮(2011.11.06)
コメント