映画 ダダッ子 貫ちゃん 監督/竹村正人 ダダイスト 糸井寛二
『ダダッ子 貫ちゃん』
監督/竹村正人 映画(2011,DVD ,93分)
Vol.3 No.0550★★★★★
1)どうもスッキリしない。ここで瞑想でもしようか、と一休み。なかなか良かった。久しぶりに透明感。さて、と、表のポストを見たら、友人から手紙が届いており、ダダカンのDVDが入っていた。いやはや、このタイミングかよ。いやいや、このタイミングなんだろう。
2)先日、民家を開放した「古文書展」に誘われた。その時に企画に加わった友人と再会し、その時に約束してくれたものだった。う~ん、このタイミングなんだなぁ。明日は、センダードあすとナーガで石川裕人作・構成・演出”TheaterGroup“OCT/PASS”「人や銀河や修羅や海胆は」の公演がある。ダダカンの住まいからほんのちょっとの距離のところだ。
3)「伝説の芸術家、ダダイスト・糸井貫二」の記事を書いたのはもうすでに5年前のこと。友人はこの記事を見て、今年になって連絡をくれたのだった。しかしまぁ、どういう経緯で彼女がダダカンに興味をもったのだろうと、不思議な気分。いやいや、最近、どうやらダダカンは若い女性に人気だということだ。
4)2年前に銀座でダダカンの個展があって、私のところにあった画像も出展させてもらったけど、どうやらその時も、若い女性でいっぱいだったという。不思議だなぁ。
5)竹熊健太郎の「篦棒(ベラボー)な人々」 (河出文庫、2007)なんて本も読んだな。
6)しかしまぁ、ダダカン90歳の、なんとしなやかなこと。さすが若い時には、徒手体操の国体の選手だっただけのことがある。身のこなしも芸術家だが、脳のやわらかさ。
7)ダダカンは雑誌「黒の手帖」(檸檬社)のことも紹介している。この雑誌、高校時代の私の愛読書だった。ほぼ全巻持っていた。竹熊健太郎は「黒の手帖」でダダカンを知って、あの本を書いたという。私も高校時代からこの本でダダカンのことは知っていた。
8)未来都市仙台の道路拡張の中に、ダダカンの住まいは全部入ってしまうという。そういう時代なんだな。これは、単純にセンダードあすとナーガのことを言いだせないかも。でも少なくも、繋がりがある、ということは確認できた。
9)この映画、結構長いが、とても興味深い。
10)ダダッ子 貫ちゃん 、こういう芸術もあるんだな。こういう人生もあるんだな。
11)90歳の逆立ちアート。健在なり。ぱちぱちぱち。
12)「殺すな」
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