OSHO ZEN TAROT <19> THE SOURCE(源)
<18>よりつづく
OSHO ZEN TAROT<19>
48.THE SOURCE(源)
禅は、頭から出て根源に行くことをあなたに求める ……。それは、頭でのエネルギーの使い方に禅は気づいていないということではなく、エネルギーがすべて頭で使われていたら、あなたは自分の永遠性にけっして気づかないからだ……。
あなたは、全体とひとつであるとはどういうことなのか、それを体験として知ることはけっしてないだろう。
エネルギーがまさに中心にあり、脈打っているとき、エネルギーが頭にもハートにも、どこにも動かずに、ハートがそこから受け取り、頭がそこから受け取る源そのものにあり、源そのもので脈打っているとき——それこそが、まさに坐禅の意味だ。
坐禅とは、どこにも動かずに、ただ源そのものに坐ることだ。途方もない力が湧いてくる。光と愛への、もっと大いなる生への、慈悲への、創造性への、エネルギーの変容。エネルギーは多くの形を取ることができる。
だが、あなたはまず、いかにその源にあるかを学ばなければならない。そうすれば、あなたの潜在能力がどこにあるのか、その源が決めてくれる。あなたは源でリラックスすればいい。そうすれば、源があなたの潜在能力そのものへと連れていってくれる。Osho The Zen Manifesto: Freedom from Oneself Chapter 11
解説:
「足が地についている」とか「中心が定まっている」と私たちが言うのは、この「源」のことです。創造的なプロジェクトを始めるとき、私たちはこの「源」に波長を合わせます。このカードは、私たちにはエネルギーの巨大な貯蔵庫が用意されていることを思い出させてくれます。
そして、その貯蔵庫に入ってエネルギーをくみ取るためには、考えて計画を立てるのではなく、地に足をつけ、中心に定まり、「源」との接触がもてるほど沈黙しなければならないということも……。それは、生命と滋養を与えてくれる自分の、個人それぞれの太陽のように、私たちひとりひとりの内側にあります。
脈打ち、入手可能な、純粋なエネルギー——それには、私たちがなにかをやり遂げるのに必要なものであれば、なんでも与えてくれる用意がありますし、休みたいときはいつでも家に帰るのを歓迎してくれます。
ですから、あなたがなにか新しいことを始めようとしていて、まさにいまインスピレーションを必要としていても、あるいは、ちょうどなにかをやり終えて休みたいと思っていても、「源」へ行きましょう。それはつねにあなたを待っています。しかも、それを見いだすには、自分の家から一歩も出なくていいのです。Copyright © 2011 Osho International Foundation
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