ロード・オブ・ザ・リング<3> 王の帰還
「ロ-ド・オブ・ザ・リング」<3>王の帰還
原作:J.R.R.トールキン 制作年:2003年 制作国:アメリカ DVD 179分
Vol.3 No.0577★★★★☆
三巻の完結編。映像もどこか安定して、カラフル。
せっかく家族が画面から目を離さないでみているのだから、あんまりなことは言いたくないが、どうも私はこの映画は、やっぱり趣味ではないな。
原作を読んでいないからよ、と家族は言う。そうかもしれない。でも、「原作でも、こんなに戦争がでてくるの」と聞けば、「そうよ」と来るので、私はあまり戦いモノは好きでないなぁ。延々と原作で戦争の話しを聞かされるのでは、たまったものではない。
不思議な指輪の魔力に、周囲のモノばかりか、主人公まで引きつけられていくわけだから、なかなかストーリーは人間の性の機微まで描きだしてはいるのだが、そこまでたどりつくのに延々と長文を読まされるのはちょっと困ったものだと思う。
映画としても、壮大なスペクタルが、特撮やCGを駆使されて造られ込まれているだけに、むしろ、その技術がどこかうわっ調子にさえ感じられてくる。科学や技術と、芸術や美術が融合した作品と見ることもできないが、当ブログとしては、そこから意識へと繋がっていく糸口が欲しい。
コンテナ、コンテンツ、コンシャスネス、が当ブロ部の3Cチェックポイントだ。もちろん、この映画にコンシャスネスを見つける人たちもいるのだろうが、どうも、私のような無粋な映画シロートには、どうもそこんとこが見い出すことができない。
もうすこし、一回りしたら、もう一度、「指輪物語」にも想いをめぐらしてみよう。
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