地球人スピリット宣言草稿<22>メディアテーク
「地球人スピリット宣言草稿」
<22>メディアテーク
そもそも図書館は頻繁にいくほどでもなかったが、本は嫌いじゃなかった。このところやたらと図書館通いをしているが、それは、本当の図書館の利用方法なのだろうか。そんな疑問がある。
新刊本コーナー、雑誌や新聞コーナー、視聴覚資料、セミナー室、リファレンス、ホントにうまく利用しているのだろうか。オンライン、検索、取り寄せ、今後図書館はどうなっていくのだろう。電子図書なんてものも登場している。音楽だって、オンラインの時代だ。図書館に行って、机を借りて居眠りする、なんてスタイルは、もう古いんじゃぁないか。
そもそも図書館とはなんだ。自分の蔵書で十分なのではないか。でもなぁ、本を買い続けるには金がかかる。そればかりじゃぁない。蔵書が増え続けると、それを所蔵しておくスペースを確保しなければならない。もう限界じゃぁないか。
自宅にいて、ネットであらゆる書籍を画面でみるようになるかもしれない。音楽だって、図書館からCDを借りてくるなんておかしい話になるだろう。簡単に公共ネットからダウンロードできるようになるだろう。VHSだってDVDだって、そうだろう。
しかし、そうなったら、現在の図書館はどうなるのだろう。あんなに大きなスペースは必要なのだろうか。セミナーや出会いが必要なら、また別はスペースをつくればいいのではないか。「本」という形はいつまでつづくのか。
集合知、クラウドソーシングが進んで行けば、人間は、ネット端末を持っていれば、本もCDもDVDも不要になるのではないか。だとするならば、図書館自体がなくなるのではないか。
もちろん、そこまでなるには時間がかかるだろう。すくなくとも現在50代の私が生きている間に、そこまで進化するとは思えない。大きく変化するとしても、私たちがいなくなったあとのことだろう。
だが、その頃のことも気になる。いまのうちに予想しておきたい。未来の人間たちはどのような生き方をするのか。そこんとこを考える意味でも、当面、私の図書館通いはつづく。その図書館の中央施設の名前がメディアテークだったので、この項は、その施設の名前をとってある。
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