地球人スピリット宣言草稿<23>孫たち
「地球人スピリット宣言草稿」
<23>孫たち
29歳のときに子どもが生まれた。だから29歳の時のインスピレーションも、子どもを抱えたかたちの、実に平凡な当たり前のもんだった。なんのセンセーショナルなものでもなかった。ただただ、自然な暮らしの中の方向付けだった。
だから、50代も半ばを過ぎれば、子が子を生み、私にとって孫が生まれるのは当然のことだろう。なんのセンセーショナルなこともないし、当たり前の平凡なことの成り行きである。
しかるに、これがなかなか面白い。それはそうだろう。子どもを育てることだって面白かった。ただ、自分の子どもだと、養育する直接の責任がのしかかってくる。ようやく子育てが終わったところだ。遊びたい。
そんなタイミングでやってくる孫は、面白い。責任はあまりない。飽きたら、ひっこんで孫の親たちに任せればいい。あるいは、一度経験しているから、多少の蘊蓄がある。あれをこうして、これをああすれば、もっと楽しい子育てをできるかもな。
そんな思いがいろいろ湧いてくる。このタイミングで、私にはひとり、ふたりと孫がやってきた。孫だけではなくて、甥や姪にも新しい生命がやってきつつある。あるいは、同年輩の友人たちにも孫が生まれ始まった。
この子どもたちが、この地球上で、これから生きていくのだ。新しい地球人たちだ。
もう童話を読むような年代ではなくなったが、でも、子どもの視線で、そして孫たちの視線で世界を見、童話を読むと面白い。ファンタジーや小説の類。じいさんやばあさんが、小さな孫たちに語る話とはどんなものだろう。
小さな時は、じいさんばあさんから、いろいろ教わって、いろいろ聞かせてもらった。今度は自分が語り、教える番だ。どんなことを伝えればいいのだろう。なかなかむずかしいぞ。今時の子どもたちとはどんなんだろう。
それに、私が本格的なおじいさんになるにはすこし時間がかかる。その間に、本当のおじいさんになるためにはどうすればいいのだろう、てなことを考え始めた。
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