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2012/01/18

「ゲド戦記」 アニメ版 DVD <2>


「ゲド戦記」 <1>
岡田准一(OKADA JUNICHI)/手嶌葵(TESHIMA AOI)/菅原文太(SUGAWARA BUNTA) 宮崎吾朗(MIYAZAKI GORO) 2007/07/04 ウォルト・ディズニー・ジャパン DVD 115分
Vol.3 No.0592★★★☆☆

 アニメか。最近ようやく見た「ナルニア国物語」とか「ロード・オブ・ザ・リング」と比べると、雰囲気は似ているようにも思うが、こちらはアニメだけに、動きが滑らかではなく、紙芝居的にさえ見える。それは仕方ないことなのか。

ことばは沈黙に
光は闇に
生は死の中にこそ
あるものなれ
飛翔せるタカの
虚空にこそ
輝ける如くに

 ----「エアの創造」---

 巻頭言。うん、なかなかいい詩だな。

 宮崎吾朗第一回監督作品となっている。なるほど、息子のほうか。いつものジブリ作品とは、すこし雰囲気が違うわけだ。

 以前に「ゲドを読む。」という宣伝用の文庫本をよんだことがある。今回、ようやく「ゲド戦記」を見ることができたというわけだ。やれやれ。

 伝説、龍、少年、少女、魔女、魔法、チャンバラ、城、廃墟、これら一連のファンタジー作品には、欠かせないアイテムがいくつかある。これらの要素が組み合わさって、物語ができている。意識の中に、ある同じシナリオが組み込まれてでもいるようだ。

 それを無意識とか、集合無意識の中、ということもできるだろうし、あるいは、集合超意識の中、ということもできるだろう。あるいは、これらをもっと精選して宇宙意識へと昇華することも可能であろう。

 うちの奥さんは、これはダメだね、と言っている。ゲド戦記は5作あるのに、この映画はその5作をごっちゃにしているので、訳がわからなくなっている、という。原作を知らない私は、こんなものかな、と思ったが、どうもそうでもないらしい。

 セリフももっと重いのに、それが表現されていない、という。う~ん、適当にアニメを見てやり過ごそうと思っていたが、いつかは原作を読まなくてはいけないなぁ。

<2>につづく

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