The Messiah<6>Osho on Kahlil Gilbran's the Prophet
「The Messiah」 Commentaries by Osho on Kahlil Gilbran's the Prophet, Volume 1<6>
Osho (Author) 1987/09 Publisher: Osho Intl; Paperback: 496 pages Language: English
★★★★★
シコシコと読んでいる。読んでいる、というより、ネット上のMP3のオーディオを聞きながら、やはりネットで下ろしたPDFの文字を追っている、ということだ。つまり、本自体は必要ないのだ。少なくも、ここにおいては、「No Books Noblog」のうちの「No Books」は達成されている、ということになる。
これはとても便利。いままでなかなか面倒で手がつかなかったスタイルがスタートしている。特にいいのは、極めて臨場感があること。ほとんどブッダホールでのレクチャーの雰囲気になれる。笑いがあり、Oshoの声の変化がある。
それにダイレクトに声が届くので、インドなまりの英語はつらいところもあるが、テキストを見ながらなので、ああ、こう言っているのか、と理解も早い。少なくとも、普段は、圧倒的に翻訳スタッフのワークに頼って読んでいる本たちではあるが、たまに気にいらない翻訳があったりすると、そこに一枚の皮を感じたりする。
その距離感がどんどん大きくなると、もっと簡単でお手頃な別の方面の本をめくったりすることになる。しかし、今回は、もう先延ばしすることはできないところまで来ている。すくなくともカリール・ジブランの「プロフェット」を、結局は当ブログの中心位置を占めてしまったのだった。
そして、そこを突破していくことこそが、「No Blog」へと繋がっていくはずなのである。その道筋は大体見えてきた。
いざこのシステムが見えてくると、ニーチェの二冊を初め、最後のZENシリーズの他にも、例えばThe Last Testament シリーズや、心理学シリーズも、と、ついつい欲を出してしまうのだが、それはいつのことになるやら。
ここはじっくり読み込んでいくことにする。
この第一巻はおよそ3分の1を読んだところ。船がやってきて、人々が集まり、アルムスタファ―が、愛について、結婚について、子どもについて、語り終えたところ。
それに触れて、Oshoが語る。すでに四半世紀前のレクチャーだが、これが新鮮。いや、いまこそ読まれるべきなのだと思う。ジブラーンを通して、Oshoの世界が広がる。広がる、というより、広がり過ぎる。
ここは、結局は、広げるだけ広げて、最後はまたジブラーンサイズに戻ってくるのではないか。きっと、それがいいに違いない。
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