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2012/03/13

トワイライト・フリークス 山田塊也 <2>

<1>よりつづく

Pon0
「トワイライト・フリークス」―黄昏の対抗文化人たち <2>
山田 塊也 (著) 2001/11  ビレッジプレス 単行本: 250p

 ポンにはポンの矜持がある。ポンからみれば、三省もナナオもこうなる、という得難い視点を披露する。スナイダーだって、ギンズバーグだって、とんでもないことになってしまいそうだが、スナイダーは腰巻きに祝辞を贈っている。

 ポン あなたの知的な精神力 まったく衰えてないですね。 Congratulations! ゲーリー・スナイダー

 この本を読んで、ますます、1975年という年がどういう年であったのか、が、いよいよ明確になってきた。いわゆる「星の遊行群」の「事件」性というものが、明確になってきた。

 つまり、あの年、私は私なりに、年端もいかない若者の一人として、「部族」の否定を行っていたのである。たしかに表現としては拙いものだった。しかし、直感は正しかった。私はナナオでもなければ、ポンでも三省でもない。もちろんスナイダーでもギンズバーグでもない。私には私の矜持があった。

<3>につづく

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