ココぺリの足あと ななおさかき <3>
「ココペリの足あと」 <3>
サカキナナオ/原成吉 2010/08 思潮社 単行本 220p
思えば、詩人サカキナナオの詩集はそれほど多くない。日本語で出ているのは、ほんの数冊だ。そういえば、ポンだって、三省に比べたら、ごくごくわずかな記録しか残していない。いや、これは逆に三省が突出していた、というべきなのだろう。
ナナオはナナオであり続けた。三省は三省にしかなりようがなかった。ポンには若さがあり、揺らぎがある。ナーガという人については知らないが、実に寡黙なイメージがある。みんなそれぞれだ。
ナナオにはユーモアがあり、三省は涙し、ポンは怒る。ナーガという人は多分、瞑目する。それぞれがそれぞれに生きた。一幕の人生芝居である。
時代があり、出会いがあった。生きる人々の群れがあり、つかずはなれず、多生の縁を生きた。
ひとりづつ、みんないなくなる。そしてまもなく私もいなくなる。
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