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2012/03/30

プレムバヴェシュの孫たちとの対話 <12> 公園デビュー

<11>からつづく

「プレムバヴェシュの孫たちとの対話」 

<12> 公園デビュー

 暑さ寒さも彼岸まで、とやら。この数日は、好天が続き、外の景色が明るい。0歳児はベビーマッサージのセミナーとやらにでかけたので、1歳児はベビーカートで近くの中央公園へ散歩。外での靴をはいてのウォーキングはまだ数回目だが、だんだん上手になってきた。

 多少風はあるが、日差しがまぶしい。なかなかのアウトドア日和である。シートをひろげ、砂場遊びセットを置いてみるが、1歳児の関心はそこになく、周囲の見るもの全てがめずらしい。小枝を拾い、樹木の葉っぱをちぎり、散歩中の仔犬を追いかける。

 春休みに入った小学生たちも公園で遊んでいる。先日は臆して静かにしていた1歳児も、だんだん慣れて、ヨチヨチ近寄って行っては、お兄ちゃんたちに声をかける。もっとも、言葉にならない奇声なので、「あの赤ちゃん、なんか言ってるよ」程度にあしらわれてしまう。

 小学生たちとはいえ、観察していると、ルールの定まっていない遊びを、互いに新しく構築しようとしている最中であり、0歳児の闖入を別に避けている分けではない。可能であれば、この新参者を自分たちの世界へ加入させようとはするのだが、まだ日は浅く、深いコミュニケーションが成立するはずもない。

 しかしまあ、この程度であれば、今のところの公園デビューは成功であろう。家の中ではエネルギーを持て余し気味の1歳児にとって、安全無害なキッズルームは物足らない。新たな危険ゾーンを求めて、今日も探求心を燃やすのである。

<13>へつづく

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