プレムバヴェシュの孫たちとの対話 <16>1歳児と宮沢賢治を読む
<16>1歳児と宮沢賢治を読む
そう思いついて、図書館から、賢治の童話絵本を何冊か借り出してみた。いや、先日も自分自身の賢治追っかけの中で、このシリーズも取りかかったのだが、さすがに、祖父自身にとって、絵本はどうもリアリティがない。ブログにメモすることもはばかれた。
しかし、これを除いてしまうのでは、賢治全体の大きな部分が失われてしまいそうな気がした。いつかは読もうと思っていたのだが、わりと早くその機会はやって来た。子供と一緒に賢治の絵本を読むのなら、それはそれなりに絵になっているではないか。
そう思って、1歳児の傍らに賢治の童話絵本をおいてみるのだが、まだまだミスマッチだ。1歳歳児にも月齢や個性によって、静かに絵本を見聞きする子供もいるのだろうが、我が家の孫は、まだそこまで成長はしていない。
絵本には興味を持つのだが、しゃぶったり、やぶったり、という段階である。絵を見る、話お聞く、というより、見るもの、触るもの、すべてが珍しい段階。絵本と他のおもちゃの違いも、まだ分かっていないようだ。
この子供たち、いつになったら、賢治の童話絵本を読むようになるだろう。今後の観察ポイントがひとつできたようだ。
その前に、私自身はどうだろう。賢治の童話を、自分のものとして、どこまで読めるだろう。日本昔ばなしのようなものなら読めるが、賢治の童話は、わりと難解である。好き嫌いで言fえば、得手な方ではない。
それでも、何時かは孫たちと読もうという目標のもと、まずは自分のものとするために、何冊か読んでみることにする。
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