今こそ知りたい最新ガイド太陽光発電<3> ニュートンムック
「今こそ知りたい最新ガイド太陽光発電」 <3>NEWTON別冊
ニュートンムック 2011/08 ニュートンプレス ムック 159p
プロジェクト567の中で、みずから暮らして行きたい空間をエコシティと規定するかぎり、そのエネルギーをどうするのかを積極的に選択しておく必要がある。
いみじくも、本日ガス局の器具点検があり、現在は故障はしていないものの、給湯器の経年劣化が見られるので、そろそろ取り替えを検討しておく必要がある、とのことである。
電気、水道、ガス。3・11においては、おおきく破壊され、その復旧に多くの労力がさかれたが、これらのライフラインが整備されないことには、人間の暮らしはなりたたない。
実にこの前まで、川の流れや井戸水、薪や屋敷林の枯れ木で風呂を沸かしていたのに、そこにはもうもどれなくなっている。米だって、野菜だって、この前まであたりまえにあると思っていたのに、現在では、かなり複雑な経路を経なければ入手できないようになっている。
このプロセスはかぎりなく複雑化して二度ともどれなくなるのか。どこかでとまるのか。あるいは、やはり原点に立ちもどる必要があるのか。この見極めが必要である。
水や燃料はイメージしやすいが、電気は、まず個人でコントロールすることはむずかしい。石油動力発電や乾電池などで一時をしのぐことはできるが、恒久的な安定電力を得ようとすると、やはり公的なインフラに期待せざるをえない。
もし、廃棄物や放射線などのマイナス要素がなければ、原子力発電は、それこそ夢のようなエネルギー源となるだろうが、そのことについては、完全に否定されている。次にすすまなくてはいけない。
プロジェクト567においては、この問題は避けて通れない。電気につづく、車や情報網のインフラなど、地球人がひとりの人間として生きていくには、これらの社会網から離れて暮らすことは、もうできないのか。ここの見極めは極めて重要である。
これらを踏まえると、まずは太陽光発電は、個人として自らのエネルギーを考える上では極めて分かりやすい。常に転居する可能性があるとか、集合住宅にすんでいるのでなければ、太陽光発電は真剣に考える必要がある。
経費を考えるとトントンか、やはりいまだに割高である。あるいは、売電システムや蓄電システムに、おおきな整備不良がある。これらは改良の余地があるのか、ないのか。
森の中のエコハウス、あるいは自立的なエコビレッジなどのレベルなら太陽光発電を基礎とした電気網をイメージできないこともないが、医・職・住をまかなおうとするエコシティのレベルになると、太陽光だけでは無理があるだろう。
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