「3.11からの子育て」 「知らなかった」から半歩前へ クレヨンハウス
「3.11からの子育て」 「知らなかった」から半歩前へ
(月刊クーヨン増刊) 2011/12/10 クレヨンハウス [雑誌]
Vol.3 No.0649★★★★★
一番最初に「ポスト3・11の子育てマニュアル 震災と放射能汚染、子どもたちは何を思うのか?」(冨永良喜他、2011/11)を読んだ時の違和感はずっと続いた。
よく理由はわからなかったにせよ、結局は、私自身は、内容的には、クレヨンハウスからでているこちらの雑誌の増刊の内容のようなものを期待していたのだと思う。
一連の「放射線から子どもの命を守る」 (高田純2011/07)や、「娘と話す 原発ってなに?」 (池内了2011/10) にも親近感をもったのだが、なぜにあの「ポスト3・11」には違和感をもったのかと言えば、一つには、明確な反原発の思想が語られていなかったことと、あまりに、災害としての、阪神淡路大震災をベースにしすぎていた面があったと思う。
すべての それぞれの子どもたよ(中略)
これから生まれてくる 子も
あなたの未来を わたしたち大人社会が奪うことをやめよう。
そんな 自分との約束と覚悟をこめて
わたしたちは この本をつくった。 発行人 落合恵子 表紙見返し
「ポスト3・11」では、あまりに専門家面して、阪神淡路での体験を生かそう、という姿勢がありありで、どうも、最初から最後までピンとこなかった。それに脱原発などが一切語られていなかった。
4つ目は、穏やかなこころでいるために、できれば自然のなかでときには瞑想する時間をもつことです。p20「3・11からのわたしの思い」ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ(スウェーデン生まれの女性環境活動家)
こちらの本では、さりげないこんなコメントが採用されているところも私好みだ。
シュタイナー教育「大人の生き方が問われています」p100などが編み込まれているところなども、なかなかよい。
「あかちゃんも大人もエナジーチャージ! 元気になるベビーマッサージ」p88なども、0歳児1歳児と生活している私などには、心打たれるものがある。子育てというかぎりは、この年代を外すことはできないでしょう。
それに食べ物のこと、こころとからだのケアなど、バランスのよいムックとなっている。
プロジェクト567においては、こちらの方を4番目のキーワードに対応した本として採用しなおすことにしよう。
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