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2012/04/22

ポスト3・11の子育てマニュアル<3> 震災と放射能汚染、子どもたちは何を思うのか?冨永良喜他

<2>よりつづく 


「ポスト3・11の子育てマニュアル」 <3>震災と放射能汚染、子どもたちは何を思うのか? 
冨永良喜/小城英子他 2011/11講談社 単行本 191p

 プロジェクト567の中で、もう一度、この本を読み直してみる。この本と自分の立場が、どう違った位相にあるのかは、すでに分かった。そもそも、私のような、0歳児1歳児と共に暮らすことを、子育てとは言うことは難しいだろう。孫遊びだ。ましてや私の孫たちは、3・11以前を知らない。

 この本を再読してさらにわかったことは、この本は心理学の本である、ということである。なにを今さら、と思うが、つまり、当ブログは、最初から心理学に興味を持ちながら、それを肯定的に乗り越えようとしてきたのだった。つまり、そもそもが、いわゆる心理学に対しては、不満を持っているのである。

 いみじくも、5人の著者の中には、健康心理学を専門にしている人もいる。病者のための心理学、健康のための心理学が、現地点での心理学であるが、本来、ここから、ブッタ達の心理学へと止揚していくことこそが、当ブログの当面の課題であった。

 ゲシュタルト療法で名高い精神科医のフレデリック・パールズは、「いま、ここに生きること」の重要性を説いています。「いま、ここに生きること」とは、「現在に対する意識を高め、自分をあるがままに受け止め、自分と周囲の世界とふれあい、自分の人生に責任を持ち、自分自身に導かれていく」ということです。

 そしてパールズは、「いま、ここに生きる人」の特徴として「現実は現在の瞬間だけということを認め、過去の出来事や未来の空想にとらわれることはない」ということを挙げています。p198「災害時をすこやかに生きるために」野口京子

 この本にも、ブッタ達の心理学への足がかりが残されてはいるが、十分とは言えない。また、そのために書かれた本でもなかった。しかしながら、当ブログの当面の課題はそちらにあるのだった。そのことを再確認できただけでも、再読の価値はあった。

 今回の読書で、まずはこの本は卒業できるであろう。

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