土神ときつね 宮沢賢治・作 大畑いくの・絵 ミキハウスの絵本
「土神ときつね」 ミキハウスの絵本
宮沢賢治/大畑いくの 2010/10 三起商行 絵本 1冊
Vol.3 No.0645★★★★★
土神ときつね、どっち が好きかと言われたら、どっちもどっちfだが、やっぱり、樺の木のように、きつねのほうが好きかもしれない。だけど、ほんのすこしだけだ。本当は、これは、ひとりの人間の両面だろう。そして真ん中の樺の木こそ、自分の本体だろう。
みっつ合わさったところで、ようやく一人の人間として全体となったとして、実に、人間というものは、複雑に分裂しているものだと思う。
これは恋愛譚、しかも三角関係のお話しとみることもできる。でも、そう読みたくない。それはつらすぎるから。恋愛譚なら、もっとハッピーエンドで終わってくれないと、面倒くさそうで、困る。
じゃぁ、自分のなかでのこととした場合、こんなに分裂していていいのか、とも思うが、人間なんてそんなものだろう、という諦めがある。
そんなことをいろいろ考えながら読んでいたら、どうも、大事なところを読み落としているような気になってきた。
そのうち、落ち着いたら、また、再読してみよう。
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