気のいい火山彈 宮沢賢治・作 田中清代・絵 ミキハウスの絵本
「気のいい火山弾」 ミキハウスの絵本
宮沢賢治/田中清代 2010/10 三起商行 絵本 1冊
Vol.3 No.0643★★★★★
どこか、みにくいアヒルの子と通じる童話である。しかし、それが、さもない山の、さもない石の話だったりするところが、いかにも賢治らしい。
ただの、へんてつもない石だけど、賢治にかかれば、他の石や、木や、花や、鳥や、動物、こけ、そして風や太陽や星の話になっていく。石そのものだって、いつのまにか、仏さんのようにもみえてくる。
最後には、えらくなって出世するわけだが、石そのものは、別にそれはうれしくはない。むしろ。悲しい。いかにも賢治らしい。
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