「大いなる挑戦-黄金の未来」 OSHO <3>
<2>よりつづく
「大いなる挑戦-黄金の未来」 <3>
Osho 1988/1 OEJ 単行本 128p
★★★★★
プロジェクト567の2オクターブ目のシはこの一冊。このタイミングでこの本を開けることを喜びと思う。
この書は、ひとつひとつが重く、思いたっても、簡単に開くことはむずかしい。 ページ数にすれば、かなり少ないリーフレットのようなものであるが、21世紀といわず、人類の未来に対するOshoのビジョンがぎっしり詰まっている。
多くは示唆に富んだビジョンであるが中には批判を呼んだり、物議を醸し出した具体案も多い。 この本が出てからもう四半世紀が経過しようとしている。あっという間のことであったようにも思うし、それなりに重々しい四半世紀であったとも思う。
まずは、Osho自身の死があった。インターネットが普及し、ライフスタイルも仕事を取り巻く環境もおおきく変わった。日本だけみても、阪神淡路大震災があり、オウム真理教事件があった。バブル経済は見事にはじけ、デフレ経済がすでに20年以上続いている。
世界も、共産圏の衰退やグローバル経済やら、9・11やらいわゆるテロリズムの台頭、イスラム圏の話題の勃発など、あるいはヨーロッパ経済の停滞、中国経済の勃興、アメリカ初の黒人大統領の誕生など、状況の変化は著しい。
ましてや、今回の3・11である。25年まえには、誰も思い付かなかったような変化が次々と起きている。このような環境のなかで、このOshoのビジョンは色冷めるどころか、ますます緊急の課題となって、私たちの意識に警鐘をならし続けている。
今回、この書を開くに当たって、批判的に読んでみよう、などと最初は思っていたが、いやいやとんでもない、これはとことん肯定的に読むしかないのでなかろうか、と思う。
世界政府の必要性、創造的な科学者たちのネットワーク、瞑想を通じた宗教性のたかまり、そして真の人間性の探求など、ひとつひとつが極めて今日的課題であることを痛感する。
3・11後、そしてさらに一年が経過し、様々な提案が各方面からなされている。当ブログでは、それらの提言を、今後積極的に受け止めながらも、このOshoの提案に照らして見た場合、どのようなものとなるのかを探ってみたい。
本当に有効な提案はどれだけあるのか。どこまで実効性があるのか。自分の目や耳、手で確かめることができるものは、ひとつひとつ実行し、自らの生きる方向性を見定めるよすがとしたい。
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