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2012/05/03

英知の辞典 OSHO <24>

<23>からつづく
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「英知の辞典」<24> 
OSHO, スワミ・アナンド・ソパン 1996/05  めるくまーる 単行本  579p

 プロジェクト567のプロセスの中で「OSHO:アメリカへの道」を読みなおしてみる。覚悟はしていたが、思っていた以上に苦痛である。一気に読みとおすことなどとてもできない。そもそもが、アメリカのハードカバー本という奴は、どんな本でも余計なことをいっぱい書き連ねていて、さもこれが事実だ、という強引さに満ち溢れている。

 あるいは、その強引さは、自らの危弱性を塗固するための、過剰防衛にさえ思える。この攻撃したり、防御したり、という動物的低レベルの生存形態が、まるで、オレゴンでのコミューンを取り巻いていたのだ、ということを改めて感じた。

 2オクターブ目のレからミへと上昇するために準備しているのは「英知の辞典」。これまでも、ことあるごとに、項目別に読み進めてきて、小さな検索も作っている。いずれは、この本も完読することがあるだろうが、なかなか一気に、という訳にはいかない。

 1オクターブ目のミは「Osho Zen Tarot」だった。このタロットというスタイルも、必ずしも一気に理解するには適していない。ようやく当ブログとしてはこの79枚のカードをめくってみたところだが、これらひとつひとつを玩味するにはそれなりの期間を必要とする。

 タロットはゲームとして、ことあるごとに遊ぶことはできるが、こちらの「英知の辞典」は、辞典として、座右の書として、ことあるごとに参考することはできるだろうが、これもまた一気に読みとおすということは難しい。

 英語の原題は「The Book An Introduction The Teaching of OSHO」だ。必ずしも辞典とはうたっていないし、もともと三巻ものであり、これらを通読するのはさらに難しい。

 そもそも、今回のプロジェクト567で、タロットやこの事典をピックアップしたのは、知の集約性、という観点からであった。なにも百科全書的に知に埋もれる必要はない。ぱっと開いて、気に入ったページを、さっと読み過ぎればいいのだ。それはまるでタロットの一枚占いのようなもので構わないはずだ。

 しかし、まぁ、今回はひととおり目を通してみようと思っている。そう覚悟しながら、そして「OSHO:アメリカへの道」とバランスを取りながら読み進めてみようとは思ったが、どうしてどうして、こちらもなかなか大変だ。読み手側の、覚醒が必要となる。

 ジブランのプロフェットも、厳選されたテーマで、しかもドラマ仕立てなので、最後まで読んでしまうが、あれが、項目だけだったら、なかなか読み進めることはできないし、その整合性に悩んでしまうことだろう。

 今回は、行きつ戻りつしながら、この「英知の辞典」をどう読みこむのかが、一つのテーマとなっている。

<25>につづく

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