英知の辞典 OSHO <24>
<23>からつづく
「英知の辞典」<24>
OSHO, スワミ・アナンド・ソパン 1996/05 めるくまーる 単行本 579p
★★★★★
プロジェクト567のプロセスの中で「OSHO:アメリカへの道」を読みなおしてみる。覚悟はしていたが、思っていた以上に苦痛である。一気に読みとおすことなどとてもできない。そもそもが、アメリカのハードカバー本という奴は、どんな本でも余計なことをいっぱい書き連ねていて、さもこれが事実だ、という強引さに満ち溢れている。
あるいは、その強引さは、自らの危弱性を塗固するための、過剰防衛にさえ思える。この攻撃したり、防御したり、という動物的低レベルの生存形態が、まるで、オレゴンでのコミューンを取り巻いていたのだ、ということを改めて感じた。
2オクターブ目のレからミへと上昇するために準備しているのは「英知の辞典」。これまでも、ことあるごとに、項目別に読み進めてきて、小さな検索も作っている。いずれは、この本も完読することがあるだろうが、なかなか一気に、という訳にはいかない。
1オクターブ目のミは「Osho Zen Tarot」だった。このタロットというスタイルも、必ずしも一気に理解するには適していない。ようやく当ブログとしてはこの79枚のカードをめくってみたところだが、これらひとつひとつを玩味するにはそれなりの期間を必要とする。
タロットはゲームとして、ことあるごとに遊ぶことはできるが、こちらの「英知の辞典」は、辞典として、座右の書として、ことあるごとに参考することはできるだろうが、これもまた一気に読みとおすということは難しい。
英語の原題は「The Book An Introduction The Teaching of OSHO」だ。必ずしも辞典とはうたっていないし、もともと三巻ものであり、これらを通読するのはさらに難しい。
そもそも、今回のプロジェクト567で、タロットやこの事典をピックアップしたのは、知の集約性、という観点からであった。なにも百科全書的に知に埋もれる必要はない。ぱっと開いて、気に入ったページを、さっと読み過ぎればいいのだ。それはまるでタロットの一枚占いのようなもので構わないはずだ。
しかし、まぁ、今回はひととおり目を通してみようと思っている。そう覚悟しながら、そして「OSHO:アメリカへの道」とバランスを取りながら読み進めてみようとは思ったが、どうしてどうして、こちらもなかなか大変だ。読み手側の、覚醒が必要となる。
ジブランのプロフェットも、厳選されたテーマで、しかもドラマ仕立てなので、最後まで読んでしまうが、あれが、項目だけだったら、なかなか読み進めることはできないし、その整合性に悩んでしまうことだろう。
今回は、行きつ戻りつしながら、この「英知の辞典」をどう読みこむのかが、一つのテーマとなっている。
| 固定リンク
« OSHO:アメリカへの道<9> 砂漠の実験都市・ラジニーシプーラムの誕生と崩壊の深層 マックス・ブレッカー | トップページ | OSHO:アメリカへの道<10> 砂漠の実験都市・ラジニーシプーラムの誕生と崩壊の深層 マックス・ブレッカー »
「32)プロジェクト567」カテゴリの記事
- 東日本大震災 あの時、岩沼では…。 宮城県岩沼市国井印刷(2012.05.25)
- 再読したいこのカテゴリこの3冊「プロジェクト567」編(2012.05.26)
- 再読したいこのカテゴリこの3冊「プレムバヴェシュと孫たちの対話」編 (2012.05.25)
- 再読したいこのカテゴリこの3冊「地球人スピリット宣言草稿」編(2012.05.25)
- 再読したいこのカテゴリこの3冊「センダード2011」編(2012.05.25)
コメント