スティーブ・ジョブズ奇跡のスマホ戦略<2>
「スティーブ・ジョブズ奇跡のスマホ戦戦略」<2> ポスト・Jobsのプラットフォーム戦争の勝者は?
石川温 2011/12 エンターブレイン 単行本 255p
Vol.3 No.0763★☆☆☆☆
こちらは徹底したコンテナ論。コンテナ---コンテンツ---コンシャスネス、この三位一体のバランスを重要と見る当ブログとしては、興味が湧かないわけではないが、これではあまりの片手落ちの一冊と見る。
内容もiPhpne、アンドロイド、ウィンドウズフォン、などの激闘をレポートするのが主であって、スティーブ・ジョブズの名前を冠したのは、時の人ジョブズが亡くなった直後に出版することになった経緯が大きく影響しているようだ。
巻頭と巻末で ジョブズに触れてはいるが、それは一冊の本として、後付の本のタイトルにふさわしくなるように、ちょっぴり化粧直しをしました、という程度のものだ。
ひさびさにコテコテのコンテナ論を読んだが、さて、ここに来て気になるのは、リナックス陣営のことだ。アンドロイドはリナックスをベースにしているらしいし、アップルのOSもユニックスをベースにしている。だから、それらの中にリナックスのうごめきは反映されてはいるのだろうが、どうも、話題にはなりにくい。すくなくともこの本ではまったく無視されている。
少なくとも、この本で紹介されているようなジョブズだけなら、別に当ブログが遅ればせながら、ジョブズ本を追っかける必要はまったく感じない。
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