我が家に手作りガーデンハウス―DIYで建てよう!“小さな家”<2>
「我が家に手作りガーデンハウス」 ―DIYで建てよう!“小さな家” (Gakken mook―DIY series) <2>
ドゥーパ! (編さん) 2005/10 学研 単行本: 145p
1)書き手としては思わぬ形でヒット数の多い記事がでてくるものだが、この本に対する記事も一貫してアクセス数が多い。どこかにリンクが張ってあったり、同じ本の情報が他に不足していたりするのが原因のようだ。いつの間にかアクセス数が減っていくものではある。
2)この本に対する思い入れはそれなりにある。この本を読んだ時はそれなりに本気だったから、パーツを集め、資金も準備した。場所も予定地を準備していたのだが、3・11をはさんで予定は大きく変化した。
3)まったくなくなったわけではないが、仲間たちとの共同企画が時間どおりに進んでいないので、この夏休みを利用して、材料を使ってしまうことにした。もともとの屋根付き自転車置き場を改造したのだが、これはこれで「我が家に手作りガーデンハウス」と言えないこともない。
4)基本的には、3・11で被災して解体することになった住宅からもらってきた資材を再利用しているだけなのだが、けっこうまともなものになった。我が家で引き受けなければ、いずれは解体されてガレキとなってしまうものたちなので、これはこれで、我が家なりのガレキ受入れ事業ということになる。
5)ペンキや工具、ネジや雨樋い、床材など、追加して購入しなければならなかったものが結構あったので、坂口恭平いうところの0円ハウスというわけにはいかないが、プロに頼んだら、この5倍や10倍はあっという間にかかるだろう。
6)一向に減らない被災地のガレキだが、被曝したり、津波に呑まれた建物はともかくとして、地震によって傾いてしまったような建物も、たくさん解体され。ガレキとして、処理を待っている。
7)ひとつひとつのケースで違うのでなんとも言えないが、ちょっと手直しすればまだまだ使えるような建造物でも、公的補助費がでて、解体費がかからないうちに、一気に倒してしまえとガレキにしてしまい、自らは被災者住宅に住んでいる人も。いることは、いる。
8)私などは、もったいないなぁ、と指をくわえて見ていることが多い。あのくらいだったら、自分で直して十分住めるのにと思う。
9)プロジェクト567における第一のステージは、大地やエコビレッジだった。あたえられたものが利用可能だったら、それもありだが、3・11を挟んで、その可能性が延び延びとなってしまった。だから、いまは、与えられた我が家の狭いガーデンが、大地であると、受け止めることにした。
10)この夏休み、これはこれで結構楽しかった。出来もまずまず。日焼けもした。次は天井裏の利用プロジェクトである。
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