坂口恭平 『独立国家のつくりかた』 <2>
「独立国家のつくりかた」 <2>
坂口恭平 2012/05 講談社 現代新書 221p
★☆☆☆☆
1)この本は、すでに立ち読みしている。そしてすでに彼の著書6冊も目にしている。当ブログとしてはすでにコメントすべきことは終わっている。特段に触れなければならない一冊だとは思えない。
2)しかるに、縁ある淑女に紹介された一冊であってみれば、立ち読みだけでは失礼と思い、図書館に入ったら読んでみようと思っていた。だが、入荷した冊数が少ないのか、リクエストが多いのか、私の番までにはだいぶ時間がかかりそうだ。と、うっちゃっておいた。
3)そして、「さくら」と称する人からコメントがついた。この人、車寅次郎の妹さんなのだろうか、それとも、ニックネームがそういう女性なのか、あるいは、当ブログの隠れファンで、有難くも「さくら」を装って投稿してくれたのだろうか。
4)なにはともあれ、この本をエサに、すこしメモを残してみようじゃないか。と、ネットで一冊注文することにした。
5)当ブログは、0円ブログでもある。ブログサービスも、アクセスログも、有料サイトを使えば、もっと素敵なブログができあがるかもしれない。しかし、すべて無料サービスを利用している。それなのに、アフェリエイトが使えているから、逆に多少のポイントは発生するのである。
6)いつもは、もう自宅に本を増やしたくないので、図書館の蔵書を利用しているのであるが、どしても手に入らなかったり、急いで読みたい時はアフェリエイトを利用して配送してもらっている。なに、この本ほどのものは、月に何冊かは「0円」で読めるのである。おとといの夜、発注しておいたら、今朝着いた。
7)さて、プロジェクト567のプロセスにおいて、私においての「地球」、「大地」とは、結局我が家であった。いくら小さな坪数しかない利用価値の小さなスペースであっても、我が家は「地球」なのである。
8)そしてまた、その中心には「子供たち」が鎮座した。私にとっては、3・11を挟んで生まれた、可愛い孫たちである。
9)私は、それまで使っていた事務室を、キッズルームとして明け渡すことにした。キッズルームにするには結構大変である。床に柔らかい素材を使い、コンセントや回線の類はすべて隠さなければならない。扉や家具の尖ったところはゴムなどの素材で覆い隠し、窓のブラインドは布カーテンに変えざるをえなかった。
10)ちょっとした出費と労働だったが、なに、本当は、このキッズルームは「瞑想ルーム」にも早変わりするように作ってあるので、今回は一石二鳥というわけである。
11)さて、事務室はどこに行ったかというと、ビルドインの車庫に移動せざるを得なかった。被災した住宅からもらってきた窓サッシや廃材を使い、もともと電動シャッターではあったが、天井が高い、まずまずの事務室が出来上がったのである。65点ぐらい。もうすこし手をいれる必要があるが、実用に足りる。
12)さて、その車庫に入れておいた、あれこれの書類や備品の類は、外の自転車置き場に移動せざるを得なかった。こちらはオープンエアーだったので、屋根を修復拡大し、やはりもらってきた窓サッシと板材を使い、結構なスペースな物置に仕上げたのである。寒暖の影響を受けやすい構造ではあるが、DIY精神の発露、自分としてはなかなか気に入っている。
13)ところが、この改造物置にあったものが、余り出した。これは、もう天井裏にでも持っていくしかないだろう、ということで、現在、天井裏部屋の収納スペースを工作中とあいなった。
14)収納式の天井梯子を取りつけ、床材を貼って、なにはともあれ、物置のスペースを確保してみよう。ひょっとすると、ノストラダムスが占いをしたように、なにやら不思議な天井裏空間が出来上がるかもしれない。
15)まだまだ9月。天井裏は、猛暑を通り越して、サウナ状態である。汗を大量にかくには適しているが、占いをしたり、瞑想をしたりするのは不適なようだ。でもなぁ、ネイティブ・アメリカンのようにスエトロジー効果があるかもしれないし、まだまだ試してみたいことはある。
16)なにはともあれ、天井裏の、暑くて、暗い、僅かにできた半畳ほどの足場に転がって、まずは、この坂口恭平とやらの、「独立国家のつくりかた」とやらを、めくってみようじゃないか。
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