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2012/09/15

坂口恭平 『独立国家のつくりかた』 <6>

<5>からつづく 


「独立国家のつくりかた」 <6>
坂口恭平 2012/05 講談社 現代新書 221p
★☆☆☆☆

1)そもそもH女史がこうつぶやいたのが始まりだった。

2) 坂口恭平「独立国家の作り方」を読んでいるのだけど、この方、もう1人Bhaveshがいるみたい・・・ 6月某日

3)ほう、坂口某とはどんな人なのだろう。どんなところが私と似ていると、H女史は感じたのだろう。彼女のブログには、なにやら次のようなことが書いてあった。

4)君は天使OR悪魔?  今一番やばい若者 坂口恭平「独立国家のつくりかた」 
アナキスト大杉栄が生まれ変わっていたらこんな青年になってるかもしれない・・・直感的に、私と同じことを考えているかも知れない・・・と思った。明日確認のために、書店へ行って著書ゲット。
5月某日

5)彼女のアンテナには一目置くところがあって、気になった。なにが、どこが・・・? いまだによくわかっていないが、とにかく、坂口、Bhavesh、大杉栄、そしてH女史の、親和性とはなんだろう。

6)その後、坂口著6冊を読み、H女史には申し訳ないが、当ブログの追っかけの中では、最下位ランクの読後感だった。大杉栄も連想しなかったし、私とも当然似ているところなんてない。もちろん、彼とH女史とのつながりも、私には見えなかった。

7)坂口の著書の中に、きらめく部分がないとは言えない。多くの支線があり、そこから何かを発展させることはできる。つまり、ネタは満載だ。ただ、その統合力がまったくめちゃめちゃだ。自己顕示欲、ハイテンションな活動力、積極的な交渉力、海外までいっての示威活動。あるいは彼言うところのパトロンとの付き合い。それはそれで、個人活動なのだから、他人がとやかく言うべきもない。

8)ただ、私はこの人との共同性はなにも感じない。私がひいきにしている人びとの引用もたびたびこの本には登場する。ただ、そのような引用もあるのか、とあきれるだけで、同じ人名や単語を使っているからと言って、そこに何かの類似性があると思われるのは、私側がら見ると、はっきり言って迷惑である。

9)最初は立ち読みだったが、その後、私も一冊購読して通読した結果、今後、ひんぱんに再読するような本ではない、と判断した。特に彼には彼のプライバシーがあるようなので、あえて他者は触れないでおいたほうがよいように思う。

10)おわり

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