New-T 発見!石川裕人のあらたなるペンネーム 『仙台平野の歴史津波』 飯沼勇義 <7>
「仙台平野の歴史津波」 巨大津波が仙台平野を襲う!<7>
飯沼 勇義 (著) 復刻版 2011/09 本田印刷出版部 単行本 p234 石川裕人年表
★★★★★
1)前回この本について触れて以来、あっという間に9カ月が過ぎた。
2)前回アップしたイチゴの写真をもう一度アップしたい。
3)なぜ、この写真をここで再掲するかというと、石川裕人本人が食べたイチゴの写真だからである。って、別にビートルズが宿泊したホテルのシーツでもあるまいし、そんなこと価値ないんじゃない、と思う向きがあるかもしれないが、いやいやいろんな因縁があるなだぁ、これが。
4)実は、昨年2011年の暮れ、石川裕人から連絡があった。
5)現在わたし宮城県復興広報という業務委託をされて県内各地を取材して回っていますが、貴兄の広い行動範囲の中で復興を頑張っている方、支援に頑張っている方、再開した店、企業などを紹介してもらえないでしょうか? エリアはとりあえずどこでも構いません。取材して『ココロプレス』という復興ブログに掲載します。よろしくです。2011/12/15 石川
6)この仕事をしていたことは、別途事務局のコメントがアップされているのだから、実名を出しても構わないだろう。
7)<読者の皆さまへ>
この記事の筆者であるnew-Tさんは、2012年10月11日、癌のため急逝されました。
59歳のお誕生日の2日前に取材したこの記事が最後となりました。「いのちの最後のよりどころ」 宮城県復興支援ブログ 2012年10月13日土曜日
8)石川裕人はNew-Tという名前で復興支援ブログで活躍していた。最後の支援先は「仙台いのちの電話」を取材していたのだった。実は、私も数年間「仙台いのちの電話」の相談員をしていたことがある。本来はそういうことを名乗るのは御法度なのだが、四半世紀以上も前のことだから、もう時効だろう。
9)なにはともあれ、私は、次のように返信しておいた。
10)そう言われてみれば、この人達はどうなのかなぁ、という心当たりはいくつかあります。
オクトパスの演劇公演があった山元町公民館に避難していたイチゴ農家の人で、自宅は被災して、かろうじて形だけは残った渡辺さん。うちの遠い親戚です。
彼(60歳代)は、現在は、仮設住宅で暮らしながら、
来年はイチゴを作るぞと、被災地の畑を耕し始めています。 2011/12/15 Bhavesh
12)そしてアポをとった上で続信しておいた。
13)イチゴの仕事は遅れ気味だそうですが、なんとか花が咲いたということでした。
海岸から約1キロほどにあった自宅は、まだ築10年ほどしかたっていなかったはずなのですが、被災し、周囲はほとんど流出してしまいました。
渡辺さん宅は、津波で天井まで水をかぶりましたが、流出しませんでした。
今後この地区は住宅地域にはならないようですが、自宅を修復し、物置小屋とかには使いたいという意向のようです。
長男夫婦は、町の外に住んでいるようですが、通って一緒に農業をしているはずです。
被災した農地にハウスを建てて、イチゴの苗を植えているようですが、塩害のため、成長はいまいちのようです。
長男が農家を継ぐと言っているので、来年はイチゴを出荷するぞ、と張り切っています。
電話するさいには、私の紹介だと言ってもらえば、すぐ分かると思います。
ニュートンのことは、県の復興ブログの取材ということで、古い友人と言ってあります。
先日も山元町で演劇をしました、とも付け加えてあります。2012/12/16 Bhavesh
14)そしてできたのが、こちらのブログ記事です→「ごっつぉするぞ(山元町)」
15)その後、渡辺さんは我が家に自分で作ったイチゴを持ってきてくれました。4パックあったので、2パックを我が家でいただき、2パックをニュートンの自宅にとどけました。おいしかったなぁ。正座してイチゴ食べたの、初めて。
16)今夜は、写真だけでも、ニュートンに4パック全部供えよう。
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