次第に地歩を固める石川裕人 『喜劇・愛情劇場・白痴の青春・十字路篇』1976
「喜劇・愛情劇場」 白痴の青春・十字路篇
いしかわ邑人作・演出 1976/11/10~14 劇団洪洋社 仙台市定禅寺通「演劇工房アトリエ」 石川裕人年表
Vol.3 No.0840★★★★☆
1)この頃の「いしかわ組」は、次第に劇団としての装いを明確にしていった時代だと云える。名称をそれらしく整え、自前の稽古場をもち、中央部のビルにての公演である。
2)私も見に行ったが、内容など覚えていない。ただ、狭いビルの上階にあるステージで、ギュウギュウに押し詰められた観客たちが、さあ、今から、何かがおこるぞ、という期待感でいっぱいでステージを見ていた。前のほうに席には、役者たちが大きく叫ぶと、唾が飛んできた。
3)それまでは、石川以外まったくのドシロートの役者陣だったが、次第に、他の演劇グループから移籍してくるメンバーもでてくるようになり、ポスターや情宣もそれなりに整ってくる。
4)私は、個人的に観客のひとりであったが、まさかこのステージに一年後、別の劇団の役者として私自身が立つとは思ってもみなかった。
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