« 石川裕人『又三郎』 20世紀最終版 仙台演劇祭参加テント公演 2000 | トップページ | 阿武隈流域から蔵王連峰へ石川裕人が馳せた想い AZ9『転校生』 ~時の十字路の物語~ »

2012/10/30

new-T  「宮城県復興支援ブログ ココロ♡プレス」 <2>

<1>よりつづく 

Coco
「宮城県復興支援ブログ ココロ♡プレス <2>
龍庵・篇 2011/11/10~2012/10/13 宮城県震災復興・企画部 震災復興推進課 石川裕人年表
★★★★★

1)「宮城県復興支援ブログ ココロ♡プレス」におけるnew-Tこと石川裕人の70におよぶレポートを読んでいて、いくつかのことに気がついた。たくさんの人脈に囲まれている。もうすぐ還暦というところだったので、当然のことだろう。特に演劇関係のネットワークが力強く根付いている様子が見てとれる。

2)彼はたくさんの情報をここに残していってくれたが、まずは注目したの、「震災を忘れない (大河原町)」(2012/01/29) という記事だった。

3)new-Tです。

 今回は2月11日初日を迎える仙南地域の子ども劇団、AZ9ジュニア・アクターズを紹介します。手前味噌ですが、わたしはこの劇団に16年間16本の戯曲を書きおろしていて、いわば座付き作家ということになります。

 まずAZ9ジュニア・アクターズのことを説明しましょう。以下略してAZ9(アズナイン・編注)とします。AZ9は仙南地域の阿武隈川(A)と蔵王連峰(Z)の環境を共有する9つの自治体2市7町(白石市、角田市、蔵王町、七ヶ宿町、大河原町、村田町、柴田町、川崎町、丸森町)の小学校4年生から6年生で構成された児童劇団です。

 平成5年(1993年)に結成され、毎年6月小学校4年生を対象に募集、オーディションを経て劇団メンバーとなります。総合芸術である演劇への参加を通して、仙南圏域の将来の文化活動を担う人材を育成することと、豊かなコミュニティ作りがこの事業の目的です。

 平成12年度には「自治大臣賞」を受賞しました。AZ9の卒業生は総勢220名を超え、学生や社会人として各方面で活躍しています。
石川「震災を忘れない (大河原町)」(2012/01/29) 

4)そうなのだ。石川裕人の劇作風雲録をみると、このAZ9用に書き下ろしている作品がたくさんある。とりあえずメモできる範囲で見ると、以下のようになっている。(正しくは後日修正)

1997/02公演 「転校生」~時の十字路の物語~
1998/02公演 「明日また遊ぼう」
~時さえ忘れる蔵王の麓のファンタジー~
1999/02公演 「SI★MI」~小さき生き物たちの伝説~
2000/02公演 「山猿の子」~さよなら20世紀~
2001/02公演 「しーんかーんミステリー」~誰かが僕らを夢見てる~
2002/02公演 「ナイトランド」~夜を呼吸する妖怪たちの物語~
2003/02公演 「本の中の静かな海」SHI★MI
2004/02公演 「THE RIVER STORY」
~AZ9版「楽しい川辺」~
2005/02公演 「銀河のレクイエム」
2006/02公演 「眠りの街の翼」
2007/02公演 「遊びの天才 遊びの国へ行く」
2008/02公演 「少年少女図鑑」~僕たちは理科室から旅に出る~
2009/02公演 「アズナートの森」
2010/02公演 「A TREE」~夢をつなぐ大いなる樹木の物語~

2011/02公演 「ランドセルの不思議な旅」
2012/02公演 「フレンズ」~蒼い海と碧の山の間でわたしたちは大きな白い大漁旗を上げよう~
2013/02公演 
THE RIVER STORY」水鏡の中の不思議な世界~AZ9ジュニア・アクターズ結成20周年記念公演 石川裕人「劇作風雲録」ZA9活動記録などを参照

5)AZ(アズナイン)ジュニアアクターズについては、HPもあるようだし、20年も続いている活動のようなので、後日、ゆっくり追っかけてみよう。

6)さて、今夜このかきこみを書き始めたのは、このグループの指導をしているらしき渡部ギュウ(47歳)(当ブログ全文敬称略)について、考えたことがあったからである。ギュウは1980年代の初期から、石川裕人率いる十月劇場のスタッフであり役者であった。その彼が十月劇場後のOCT/PASSには参加しなかった。いずれにせよ、80年代の石川裕人を側でみていた一人であったことはまちがいない。

7)そして、今回、偶然にも、この「宮城県復興支援ブログ ココロ♡プレス」の書き手の中に、私の側から見てつよいつながりのあった友人がもうひとりいたことを知った。こちらでの名前は龍庵という。彼は80年代初めから共同生活をしたり、一緒にアメリカや行ったり、インドで一緒だったりした瞑想上のつながりである。

8)書きたいことはいろいろあるのだが、まとまらん。今夜はすこし長くなりすぎた。簡単にまとめておく。石川裕人と私の距離は80年代に入ると、次第にひろがり共同性を失って行ったかに見える。石川+ギュウ、というつながりと、私+龍庵、というつながりを対比させて考えてみると、いみじくも「演劇」性VS「瞑想」性、という比較になるなぁ、と思ったと、ただそういうことである。

10)そしてさらに言いたかったことは、ポスト3・11において、これらのつながりが、一挙にこのココロプレスあたりで噴出して、さらなるつながりができたなぁ、ということについてであった。う~~ん、まとまらん。こだわりすぎかも・・・。なんとかして、80年代のミッシングリンクをつなげようとして、焦っている。(汗

<3>につづく

|

« 石川裕人『又三郎』 20世紀最終版 仙台演劇祭参加テント公演 2000 | トップページ | 阿武隈流域から蔵王連峰へ石川裕人が馳せた想い AZ9『転校生』 ~時の十字路の物語~ »

29)Meditation in the Marketplace3」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 石川裕人『又三郎』 20世紀最終版 仙台演劇祭参加テント公演 2000 | トップページ | 阿武隈流域から蔵王連峰へ石川裕人が馳せた想い AZ9『転校生』 ~時の十字路の物語~ »