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2012/10/11

発見!?シャンタンのお父さん 宮井一郎 『漱石の世界』

Books_2 
「漱石の世界」 
宮井 一郎 1967/10  講談社ハードカバー本 314p
Vol.3 No.0815★★★★★

1)どこか友人のブログあたりでこのユーストリームが出ていた。おやまぁ、なるほどね。彼らしい近況である。

2)どこかのSNSでは、「体験を基に描いた実名小説」阿部敏郎著「随(かんながら)神」に「ぼく、シャンタンがこの小説に出ています」と自己紹介している。

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3)ビデオの内容もまぁまぁ分からないわけでもないし、彼らしいと思わないでもない。たしか現在は、「ガイアの法則」(千賀一生 2010/01 徳間書店)とやらのインスピレーションのまま、関西に移動したのだった。

4)そんなことを考えながら、たしか彼にはお父さんがいて、本も出しているはずだったと検索してみたら、割と簡単にでてきた。近くの公立図書館にも何冊か宮井一郎の名前の著書が収められている。

5)「夏目漱石の恋」とか「漱石の世界」とかでていて、なかなかの文学の解説書のようである。そもそも宮井一郎は「群像」の第二回新人賞にも応募していて、その時のテーマが夏目漱石だったということだから、きっとこの道の専門家なのだろう。

6)いつか直接シャンタンにお父さんのことを聞いたことがあった。元気で本を書いているよ、という話だったが、その内容については聞いたことがなかった。なるほど、こういう本を書いていたんだなあ。

7)そういえば、今夜の日本時間よる8時には、今年のノーベル文学賞の受賞者が発表されるという。当ブログの書き込み、「日本にノーベル賞が来る理由」(伊東 乾 2008/12 朝日新聞出版)、「芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったか」(市川真人 2010/07 幻冬舎)、「『1Q84』でノーベル文学賞はとれるか」(村上春樹研究会 2009/07 データハウス)、なんてところにアクセスが急増している。「村上春樹、夏目漱石と出会う」(半田淳子 2007/04 若草書房)、とか、「東アジアが読む村上春樹」(藤井省三 2009/06 若草書房)なんて書き込みにも波及している。

8)あまり得意分野ではないが、iPS細胞の話題と並んで、またハルキストたちの闊歩を見るのも悪くあるまい。ゆっくり宮井一郎あたりからおさらいしてみるかなぁ・・・・・。

 

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