« 『ナイト・オブ・シタール』  シタールの音色で、心癒されるひとときを 仙台ホルトヨガスタジオ by ATASA『魂の詩(Song of Samadhi)』<2> | トップページ | 80年代石川裕人の傍証的縦糸として 伊東竜俊編集発行『カタルシス』総合文芸誌Vol.10 »

2012/11/05

80年代石川裕人の「?」を探す旅 OSHO:アメリカへの道<11>  

<10>よりつづく


「OSHO:アメリカへの道」 <11>砂漠の実験都市・ラジニーシプーラムの誕生と崩壊の真相
マックス・ブレッカー /「Osho:アメリカへの道」プロジェクト 2005/10 和尚アートユニティ /めるくまーる 単行本 552p

1)石川裕人とのこの50年のふれあいを振り返ってみることは、結局は自分自身を振り返ってみることであり、石川裕人という視点を借りて、この自分自身を再構築してみる試みでもある。

2)小学生からハイティーンまではそれなりに距離も近いので、それほど難しくはないが、20歳代、30歳代となってくると、互いの視線の違いが、次第に明確になってくる。

3)特に現在、当ブログが直面しているのは、「失われた80年代」である。私の側から見れば、70年代の末期を伊東竜俊戯曲集1「嗚呼!! 水平線幻想」(1977/09公演)に託すことは可能である。確かに75年にOsho「存在の詩」に触れ、すでにミニコミ「時空間」を廃刊を決意し、インドへ行くための準備中ではあったが、まだ、実態はよくわからなかった。

Hime2

4)私は私なりに自分の縁をデリケートに手繰り寄せながら、それでもまだあの演劇に参加した時はまだOshoのサニヤシンになることは決定していたわけではない。かたや、この時、彼は、劇団洪洋社として自分たちのアトリエを作ったのに、結局は自作を公演できないでいた。この時代、互いの位置はそれなりに手探りの範囲にはいっていた。

5)そして、90年代の初期を象徴するものとして、私の側からは、敢えて国際環境心理学シンポジウム「スピリット・オブ・プレイス」(1991/11)を提出しておきたい。もちろん、こちらももうすこし細かく検討し続ける必要がある。しかし、この地点で、二人の立ち位置の違いがより明確になる。

Sps


6)80年代のミッシングリンクに架けようとすれば、私の側からはこの2冊が、彼との相違点を明確にするためには、重要な二冊となる。これに対応するとすれば、彼の側からは、70年代の末の象徴として洪洋社公演「ビギン・ザ・バック」(自安降魔可魔・作演出)と、90年代の象徴としての石川裕人「時の葦舟」三部作(1991~94年公演)あたりが重要なポイントとなるだろう。

7)そして、「嗚呼!! 水平線幻想」「スピリット・オブ・プレイス」との間におくとすれば、私の側からは、この「アメリカへの道」をおいてみたい。たしかにこの本は訳あって邦訳は2005/10に発行されているが、そこにレポートされているのは、1980年代の中頃のことである。あえて1985年ということもできるだろう。

8)ここに提出した数冊の本たちは、必ずしも内容が問題なのではない。そこから連携していく、いくつかの物事の連なりこそ着目すべきものである。あえていうと以下のような図式になる。

80
9)そして、この図式を彼の80年代として作成した場合、さて、どういうことになるだろう。

80210)いまのところ、この80年代の彼を象徴する一冊というものを見つけ兼ねている。もちろん、彼自身の作品、ということもありうるだろうが、ひょっとすると、彼が演劇上の生涯の師として私淑した唐十郎あたりの一冊がくるのかもしれない。

11)たしかに80年代のOshoについて、彼は見失っているだろう(あるいは無関心だった)し、たしかに私の80年代は、演劇や唐十郎などは、まったく見えなくなっていた。

12)さて、その唐十郎に手がかりを求めようとすると、たくさんの資料が登場する。関連リストだけで150ほどあり、その中でも唐十郎の著作としてのリストも100にもおよぶ。地元の図書館だけでもこれだけあるのだ。今から全部追いかけることはちょっと息がつまる。

13)そこで、せめて、石川裕人(ニュートン)が、そのブログや記録の中に唐についてのコメントを残しているとすれば、それを手がかりに、この80年代の石川裕人の「?」を探す旅にでてみるのも面白いはずである。

<12>へとつづく

|

« 『ナイト・オブ・シタール』  シタールの音色で、心癒されるひとときを 仙台ホルトヨガスタジオ by ATASA『魂の詩(Song of Samadhi)』<2> | トップページ | 80年代石川裕人の傍証的縦糸として 伊東竜俊編集発行『カタルシス』総合文芸誌Vol.10 »

29)Meditation in the Marketplace3」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 『ナイト・オブ・シタール』  シタールの音色で、心癒されるひとときを 仙台ホルトヨガスタジオ by ATASA『魂の詩(Song of Samadhi)』<2> | トップページ | 80年代石川裕人の傍証的縦糸として 伊東竜俊編集発行『カタルシス』総合文芸誌Vol.10 »