『愛する地球(テラ)に』 女神は夜明けに舞い降りる 羽倉 玖美子<2>

「愛する地球(テラ)に」 女神は夜明けに舞い降りる <2>
羽倉玖美子著 2012/12 本の森 単行本 p178
★★★★★
1)届きました。割とコンパクトな装丁の中に、現在の彼女の想いがズッシリと込められた、一冊である。内容的には想定どおり、いつもの彼女の言動を一冊にまとめればこうなるのだろう、という感じ。
2)彼女にとって山尾三省は重要だ。それは当ブログにとっても同じこと。三省の近刊「「ネパール巡礼日記」(三省ライブラリー2/野草社2012/04 )は当ブログ読書、現在進行形。インドやネパール・チベットも深い。ホピの予言も彼女にとっては重い。当ブログにとっては、別な角度から重い。あの地は前世とつながる。
3)その他、いろいろある。ゆっくり検証していこう。まずはラブロックの「ガイア仮説」p86はいかがなものか。当ブログの調査によれば、「ガイア仮説」は「ガイア理論」になり、「ガイアの復讐」(2006/10 中央公論新社)となった。
4)「アース・ホールド・カタログ」のスチュアート・ブランドの「地球の論点」(2011/06 英治出版)にも、「悪影響」を与えている。
5)環境保護主義の友人の多くは、私が原子力発電を強く支持することに驚き、最近宗旨替えをしたのかと思うようだ。
しかし私の最初の著書「地球生命圏---ガイアの科学」(1979年。邦訳はスワミ・プレム・プラブッダ訳、工作舎)の第二章と、次の著書「ガイアの時代」(1988年。スワミ・プレム・プラブッダ訳、工作舎)の第七章を読めば、そうでないことがわかる。「ガイアの復讐」(2006/10 中央公論新社)p159 ジェ-ムズ・ラヴロック 「核分裂エネルギー」
6)他人の言説に依拠することはむずかしい。どこでどう意匠替えされるかわからない。彼は立派な原発推進派である。強力といってもいい。松岡正剛も「3・11を読む」(2012/07 平凡社)で、その「転向」をあやぶみ、なにかの勘違いだろう、とさえ切り捨てている。
7)トランスパーソナル心理学者としてスタニラフ・グロフ考案のワークについての考察(p113)についても、無批判的には受け入れることはできない。と、まあ目についたところから入ったが、どんな事柄であれ、どんな人物であれ、表から見ることもできれば、裏からみることもできる。
8)女神は夜明けに舞い降りる。これは、直感として、正しい。これはもう直感の世界である。直感であるかぎり、客観的に説明したりすることはできない。直感なのである。この本は、読者として、私が、自らを再確認するフォーマットとして利用することができる。
9)当ブログには当ブログなりのビジョンがある。この本を飲み込むことで、この本を理解しよう。そう消化することで、この本の価値は何倍にもなる。すべては読み手としての自分にかかっている。
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