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2012/11/15

素晴らしき同時代性 樋口良澄『唐十郎論』 逆襲する言葉と肉体


「唐十郎論 」 逆襲する言葉と肉体
樋口良澄   2012/01  未知谷 単行本  218p
Vol.3 No.0877★★★★★

1)素晴らしい一冊。本来であれば、この本はレインボー評価しなければならない。しかし、この本をレインボー評価すると、当ブログ全体があらぬ方向に進んでいってしまようで怖い。ここはひとつの鏡、ひとつの反面教師、ひとつの傍証として読んでしまうに限る。

2)それにしても、この本を石川裕人は読んだであろうか。あとがきの日時が2012年12月とあったので、絶対読んでいないと確信したが、実はこの日時は誤植であると、あとで気がついた。出版は2012/01だから、唐十郎に私淑する石川は、この本を読まなかったはずはない、と思い直した。

3)すくなくとも、80年代石川の十月劇場の活動の裏には唐十郎がいたはずだという推測のもとに、さまざまな問いかけをつくっておいたが、そのほとんどの問いに対する答えがこの本の中にある、といっても過言ではない。答えそのものがなくても、答えへの道筋が準備してある。

・舞踏と演劇
・唐十郎と寺山修司との絡み
・肉体について
・テントについて
・小劇場について
・アングラについて
・反演劇、超演劇について
・唐十郎と宮沢賢治について
・革命戦線と演劇について
・唐十郎にとって「私とは何か」 
・演劇と小説
・80年代、90年代について
・3・11後の演劇の方向性 などなど

4)再読を要す。

 

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