プロメテウスの罠(3)福島原発事故、新たなる真実
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「プロメテウスの罠(3)」 福島原発事故、新たなる真実
朝日新聞社 2013/01 朝日新聞社
学研パブリッシング
単行本 294p
Vol.3 No.0921★★☆☆☆
1)知人が取材されていたので、このシリーズが朝日新聞紙上で始まっていたことを知った。その後、「プロメテウスの罠」(2012/03)、「プロメテウスの罠2」(2012/07)として、記事がまとめられて出版された。
2)知人の記事の部分は2に収録されたので、いちおう「検証」のため1・2をチェックした。さて、続いて出たこのシリーズの3、積極的に読むべき本なのであろうか。続いて4は、この3月に出るらしい。
3)この3においては、大きく分ければ、医療関係、除染状況、瓦礫問題、の3つがテーマとなっている。
4)医療関係については、当ブログでも、「南相馬10日間の救命医療」(太田圭祐 2011/12 時事通信社)、「石巻赤十字病院、気仙沼市立病院、東北大学病院が救った命」(久志本成樹・監修 2011/09 アスペクト)などをはじめとして何冊か目を通した。
5)除染問題については、自らガイガーカウンターを購入するなどして、周囲について関心を持つようにした。身に降る火の粉ははらわにゃならぬ。積極的な意味の除染をしなければならないような地域に住んでいるわけではないが、それらの問題を考えなくてはならない、ということがとても悲しい。
6)瓦礫問題では、いろいろな意見が飛び交い、あまり自分の意見をおおっぴらにする気はないが、感じるところはある。すくなくとも、あの瓦礫と言われるもの達の、どの程度までが「瓦礫」なのか。震災で出たゴミの、多くは再利用可能なものに私には見える。
7)いろいろな意見はあるが、もうあまりそれらの問題とひとつひとつがっぷり四つに取り組むと疲れるので、ほどほどにしている。とにかく、ひとりの人間として、目の前にある生活を組み立てていかなくてはならない。
8)これらの乱立する問題とは別に、この本を手にすることによって、マスメディアなり、朝日新聞というものの立つ立場というものを考えた。
9)地域の図書館では、震災図書コーナーを作り、関連した図書や資料を集めているらしい。いずれ年代を経たあと、大きな大事な記録となるだろう。貴重なものがたくさんある。いずれは時間をかけてそれらを「すべて」目を通したくなるかもしれない。
10)新聞はもう何年も読んでいない。たまに知人宅や図書館で必要な部分だけを読むときもあるが、もう、私のライフスタイルの中では、紙の新聞は必需品ではない。
11)仕事をやっていると、「日経」とつく情報網の価値は一定程度ある。どこか「まとも」で、その「視線」の先に、ある一定の統一感がある。混乱したニュースなら、まずはNHKを見る。それから民放で裏情報などを知る。同じように「朝日」とつくと、どこか「まとも」で、「良識派」的であると感じてきた。でも、私の中では、その朝日神話はすでに崩壊しつつある。
12)そもそも「朝日新聞」が、「3・11」を、「取材」する、ということはどういうことだろうか。
13)上のテーマに対置するものは、ひとりの「地球人」が、それぞれの「ライフスタイル」を、日々「生きる」、ということだ。
14)「朝日新聞」という優越性と、「地球人」という普遍性。特殊性としての「3・11」と、日常としての「ライフスタイル」。役割としての「取材」と、根源性としての「生きる」。
15)つたない当ブログではあるが、もし朝日にかぎらずマスメディアに対峙するとするなら、ここにしかポイントはない。このシリーズは、本になるような「貴重」な記録ではあるだろうが、どうも私の「ブログ」を侵食するほどの力がない。
16)どうもこのシリーズは、自らを陰に隠れたレポーターに模すことに徹しすぎていて、こころに響かない。3月には4がでるらしい。流れでもって、私も4をめくってみるだろうが、更になにかを期待することはないだろう。
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