« 『タブレット革命』 iPad登場でわかった“板型PC”の破壊力<2> | トップページ | 『LINE』なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? »

2013/02/03

iPad、キンドル、ネクサス7、ウィンドウズ8 『どれがいいのか? タブレット』 <2>

<1>からつづく 


「どれがいいのか? タブレット 」 iPad、アンドロイド、キンドル、ネクサス7、ウィンドウズ8
日経PC21 2013年3月号 日経BPマーケティング 雑誌 p150

1)タブレット各種を、車の種類に当てはめてみた。頑丈でオフロードも攻めたければ四輪駆動車=ウィンドウズ8がいいだろう。もし、経済的でエコ・コンシャスなら、ハイブリット・セダン=アンドロイド。そして、もし、スマートな走り重視なら、スポーツカー=iPad、となるのではないだろうか。

2)ウィンドウズ8は、基本がPC。タブレット風にも使えますよ、というだけでタブレットではない。ガチガチの今までのPCライフを引きずりすぎている。逆にいえば、PC環境を維持したければウィンドウズ8がベスト、ということになる。

3)アンドロイドは、ハイブリッドとみる。どこか新鮮で、未来に対する可能性が忍ばれる。しかし、まだ本来の姿に到達していない。完成形ではない。そう言った意味においては未来志向で、たしかにワクワク感を与えてくれる。

4)それに比して、iPadは、割り切り方の妙に惚れ込めるかどうかにかかってくる。スポーツカーは2シーターだ。4席あるスポーツカーなんて邪道である。ましてや荷物置き場に困る、なんてクレームは最初から受け付けてくれない。あるのは、ひたすら走りの楽しさだ。iPadは、その妙を愛せるかどうかで、大きく評価が変わるに違いない。

5)もちろん車のカテゴリには1ボックスワゴン車というものもあるが、そもそもこれはオールインワン的な考え方で、四畳半的な部屋の拡張とさえ言えるのだから、タブレット的な発想とは大きく隔たるであろう。トラックや作業車と同じく、旧PC環境に甘んじるしかない。

6)バイクのようなものもあるよ、というなら、これはキンドルを当てはめておこう。なんでもできるキンドルなんてのはカテゴリーエラーだ。バイクはひたすら風を切って走ればいいのだから、単機能に徹するに限る。キンドルをタブレット端末にいれるのはまちがいだろう。

7)さて、そうすると、タブレット端末を選択するにあたり、私なら、どの車を選ぶだろうと思案する。4駆もいいなぁ。スポーツカーもいいなぁ。しかし、車を選ぶなら1台しか選べない。もちろん、3台持ちができるならどれもほしい。だが、維持費や、エココンシャスを鑑みれば一台しか持てない。となれば、我が家ではベーシック・ハイブリッド・セダン、という結論をみたのであった。

8)しかるに、タブレット端末の選択にあたり、多分、車を三台所有することに比べたらはるかに容易に三台持ちになれるだろうし、よくよく考えてみれば、もうすでに三台持ちに近い状況になっているのである。三台持つことは可能であるが、電源やソフトのメンテナンスやらで意外と面倒なことは多い。やはり、ここはタブレットも一台、と絞りこむことがいいようだ。

9)まず、である。四駆的なタブレット、とはありえるのか。私はこれはノーといいたい。四駆的なタブレットとはコンセプトエラーであり、タブレットとは呼べない。むしろ四駆的な使い方をするのであれば、旧来のPCを使い切ったほうが賢い選択である。新しい投資はなにもいらない。

10)そういう意味においては、ワンボックス型タブレットというのも奇妙なコンセプトであるので、排除する。2輪バイク的なタブレットとしてキンドルを考えてみる。これはありだが、まったく自分専用の、ひとりの世界である。使い方はそれぞれだが、今回の私は顧客満足度を高めるという意味では、孤高なキンドルもまた選択肢からはずさざるを得ない。

11)さてそれでは、アンドロイドとiPadをどのように差別化するかである。アンドロイドは賢そうであり成長株のようではあるが、それだけに未知数のところがある。当たり外れが大きい。当たればいいが、外れた時の失望感は味わいたくない。ネクサス7は、顧客コンシャスから考えて、画面が小さいから選択肢からはずした。

10)最終的に、私が選んだのは結局、iPadだった。ハイブリット・スポーツカー、というのもあり、スポーツタイプのハイブリッド車というものもある。しかし、どちらもコンセプトとしては曖昧で見切りが足りない。あくまでもお互い「~~風」であって、本物ではない。

11)そう言った意味においては、iPadは本格的なスポーツカーである、と、今の私には見える。iPadミニというものも出たそうであるが、私はこれに賛成しない。「ミニ」というネーミングが悲しい。それは、軽自動車をベースに開発されたスポーツカーに似て、悲哀を感じる。

12)また、iPadにブルートゥース・キーボードをつける、というのも邪道であろう、と今の私は結論づけている。せっかく洗練された本格スポーツカーに、あれこれゴテゴテとエアローパーツをつけているようなもので、精神の幼さが見えてしまう。

13)逆に考えれば、本格スポーツカーとして所有するならiPadは、その要求をすんなりと受け入れてくれる要素をたくさん持っているようだ。音楽や、それぞれのアプリ。画像の秀悦さ。それに、助手席に同乗してくれるであろうはずの顧客のCS度にさまざまに配慮されているところがたくさんある。

14)さて、iPadを使っていくに当たって、私が選んだのはホワイトカラーだった。これがいい。一枚の紙のようで、「私はタブレットです」、という自己主張がない。ごく当たり前に、「そこ」に存在している。だから、本当はカバーをつけたくはなかったが、外に持ち出してノマド風に使いたいのでカバーは、透明なスケルトンにした。せっかくのジョブズが作り上げたトータル・デザインを、できるだけ壊したくなかった。

15)スマートカバーというものもいい。保護シートも張っては見たが、どうしても気泡が入るし、一枚、「間」がある、というのはどうもイカさない。ゴリラガラスのような強度もあるらしいからシートははがした。でも、バックにいれてノマドするにはスマートカバーは絶対だと、わたしは思う。車庫入れする。あるいは、カバーでスポーツカーを夜露から守るような感覚である。

16)このスマートカバーが磁石式で着脱できる、というのもかっこいい。どこかスポーツカーの屋根を自動的に開閉できるような快感がある。スイッチがOnOffするのもなかなか素敵でござんす。

17)なにやら頑丈な革ケースにいれて、システム手帳のように使っている人もいるが、私は賛成できない。iPadは隣の人に触ってもらってなんぼのものだと思う。あるいはそのように使いたい。システム手帳では、なかなか他人は触り難い。渋い顔して、ひとりでスポーツカーを飛ばしているように見える。

18)私のスポーツカーの助手席には、素敵なあの人に乗ってもらいたいと思う。だから、ナマがいい。したがって、当ブログのタブレット選択の結論は、生のiPadということになった。

19)かれこれあって、私のITライフは、4駆としての旧式ウィンPCと、ハイブリッドとしてのアンドロイド・スマホ(二種類もある)、そして走りのためのiPadという私流の「三台持ち」になったのであった。二輪バイク的なキンドル・ライフは、私の場合は、すぐ近くの図書館の優秀なシステムが十分その役割をになってくれている。

--------------

追記2013/02/03
 iPad用のキンドル・アプリをダウンロード、青空文庫で夏目漱石を読み始めた。擬似文庫風でもなければ、画面もテキストモードだけだが、これはこれでキンドル「風」にiPadを使えるということになる。

 画面が発光せず目に優しいというのも魅力的に聞こえるし、電池の持ちが極端に長いとか、蔵書の中には希少本(特に洋書など)があるとのことだから、いずれはキンドルを本格的に検討しなければならない時期が来るかもしれない。

|

« 『タブレット革命』 iPad登場でわかった“板型PC”の破壊力<2> | トップページ | 『LINE』なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? »

28)Meditation in the Marketplace4」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: iPad、キンドル、ネクサス7、ウィンドウズ8 『どれがいいのか? タブレット』 <2>:

« 『タブレット革命』 iPad登場でわかった“板型PC”の破壊力<2> | トップページ | 『LINE』なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? »