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2013/03/22

「本州における蝦夷の末路 」[Kindle版] 喜田 貞吉


Kindle版 54 KB 21p Amazon Services International, Inc. ¥ 0 初出1928/12
Vol.3 No.0949★★★★☆

1)友人の書き込みに、このようなタイトルの本が並んでいれば、やはり、目を通しておかなければならない。AmazonのKindle本とは言え、元のテキストは青空文庫のボランティアたちの手になるものゆえ、販売価格は0円である。

2)逆にいえば、この本のもともとの底本は戦前のものであり、このような電子本によらなければ、読めない一冊と、なっているのかもしれない。

3)内容は、いわゆる「東北学」の一環に属する一冊である。細かいことは、諸説あるところであり、それぞれの専門家や批評家からいえば、解釈や、検証には、異論があってしかるべきだろう。

4)しかしながら、このような視点があることさえ認知されなかった長い歴史を思う時、あのような時代にあって、なお、その信ずるところを発表するという勇気は、誰もが持ち得ているようなものではなかっただろう。

5)この本で展開されているような東北蝦夷の存在は、知る人ぞ知る、厳然たる事実なのである。郷土史や地元学の発展と共に、東北学の見直し、再発見が続いている。ましてや、3・11震災後において、東北復興を願う多くの人々の胸に去来したのが、この誇り高き蝦夷の存在であった。

6)かくいう私も、生まれも育ちも東北であってみれば、無関心ではいられないテーマである。ましてや、本文にも出てくるアベ氏であり、しかも、母親系、父親系の両家が、数百年以上の明確な系図を保持しているアベであれば、わが身に流れる血の、そのいわれを意識しないはずがない。

7)しかし、と思う。今、かまびすく語られるアベノミクスに、見られるように、アベの意味は、すでに深く沈潜し、あるいは風化しており、今、改めて、そのことを針小棒大に語ることの意味を、私は知らない。

8)誇りたるものは、内に秘めてこそ意義あるものと、察する。国境を巡る紛争が多発する今日である。なぜに、さらに国内を二分するような議論を蒸し返して、いずれが高い、と論議する必要があるだろうか。

9)私個人は、蝦夷に連なる東北人魂を強烈に意識しつつ、その東北人たる意味の本質を、地球人、と読み替えて、内なる蝦夷を鎮魂することにしている。

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