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2013/05/24

「ITロードマップ 2013年版」―情報通信技術は5年後こう変わる! [Kindle版] 野村総合研究所イノベーション開発部 (著)

2013/2/8 フォーマット: Kindle版 ファイルサイズ: 10134 KB 紙の本の長さ: 321 ページ 出版社: 東洋経済新報社 販売: Amazon Services International, Inc.
Vol.3 No.0997★★★★☆

1)IT現象については、一人のユーザーとして個人的あるいは情緒的に見ているものとそれほど大きな違いはない。やや遅れ気味のアーリーマジョリティとして行動している限り、特段にこの本に学ぶべきことはない。

2)そういった意味においては、今後の5年後の未来像についても、おおざっぱに想像できる範囲である。現在のタブレット化現象とクラウド利用技術が進化すれば、おのずと、ビッグデータの取り扱いが大きな5年後へのトレンドとなる。

3)すでにビックデータは活用されているだろうが、より精緻なもの、より効率的なものを要求される時代がくるだろうし、その動きに抵抗を示す動きもでてくるだろう。

4)大きく言って、例えば電波網を網羅するクラウド=ビックデータに対抗する、いわゆる電磁波過敏症の人々のクレームは、無視するわけはいかないが、今のところ、科学的な根拠が薄く、公益性の薄い抵抗勢力と見られている。

5)当ブログにおいて、関心が持続している、エコビレッジ→エコシティ→スマートシティへの動きは加速するだろうし、受け入れていくことに前向きに考えることはできる。

6)しかしながら、周囲のいわゆる電磁波の増大や、プライバシーのダダ漏れ状態には、いたずらに無関心でいることはできない。こちらの方も、大丈夫なのか。どこまで進んでしまっているのか。

7)個人的にはビッグデータの発信源になることは歓迎しない。できればそのターゲットになりたくないという心理がはたらく。そのような心象を持つのは、決して少数派ではあるまい。多くの人々にそのような心理が働いているはずである。

8)であるなら、いくらビッグデータとは言え、調査母体がゆがんだ形になっていたら、でてくる集積データもかなりゆがんだ形になってしまっているだろう。

9)全く信用しないということでもないが、今後のトレンドとしてビックデータの活用が必須な時代が来るのは容認するとしても、それらの限界をよくよく知って活用したいものである。ごまかされはならないし、データを加工して発信する側も、ごまかしの材料として使っていただいては困る。

10)この本、Kindleにダウンロードして無料サンプルが読める。

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