ソーラーチャージライト MA-551 <8>
「ソーラーチャージライト MA-551」 <8>
(株)丸高 ライト点灯時間=約8~10時間 パネルサイズ=約150×180×17mm LEDライトサイズ=約140×65mm コード長さ=約5.5m 質量=約710g
1)ということで、2年前のソーラーシステム資料を引っ張り出してみた。7社の業者からの見積もりばかりではなく、我が家の使用電力や、屋根の形状などを細かく調べてみたのだった。
2)友人などは、それはやり過ぎだろう、決断力が無いんじゃないか、などとチャチャをいれてくる。まぁ、その評価は外れているわけでもない。しかし、2年前は、その他いろいろ問題があった。
3)2年前にソーラーシステムを導入できなかったのには、いくつか理由があるが、大きく分けて、3つある。
イ)優先順位として、他にやることがある。
ロ)いまいち良い業者にめぐり合えない。
ハ)設置料金が妥当なのかどうかわからない。
4)まず、前回は3・11の直後でもあり、その必要性は痛感していたが、周辺環境の整備や、家族の行事など、大金を使うなら、まずソーラーという順番にはなっていなかった。2年も経過して、ややスケジュールは落ち着いてきている。
5)つぎの業者の選定だが、今回、自分が前のめりになっているのは、実はこの業者との出会いがある。というか、すでに20年前から付き合いのある会社だが、昨年度からソーラー設置業者になった。すでにこの地域でも実績を上げつつある。まぁ、この業者がいうのだから、「20年保証」もまんざらウソでもないだろう、という説得力がある。
6)そして、設置料金の妥当性を考えれば、安ければいいというわけではない。良い業者であれば、妥当な見積もりを出すだろう。それにこの業者は我が社の顧客でもあるのだ。ビジネス的には持ちつ持たれつの関係にある。多少の金額の差異は、いずれ吸収されるはずだ。
7)さて、過去十年間のデータを見ると、我が家の電気料金は、一番高い月で24000円超、一番安い月で6000円超。実に4倍の開きがある。我が家には業務用の電飾サインもあり、一時期ジュースの自動販売機が設置されていたから、単純に比較はできない。家族形態の変動もあるが、傾向性はわかる。
8)まず、消費電力が多いのは、冬の12~1月。本格的な冬には灯油ストーブで対応するが、最初はエアコンで対応するので、どうしても消費電力が多くなるようだ。少ない月は、初夏。つまり現在のこの季節だ。7~8月はどうしても暑くてエアコンを使うので、消費電力はあがる。真冬よりは真夏のほうがやや少ない、というところだ。
9)これを電力の数量であるキロワットアワーにすると、月約450kWhを消費し、購入電力22円/kWhで、月約1万円の電気料金を払っているということになる。季節や家族構成の変動はあるものの、プラスマイナス30%の増減とみておけば、まず問題ないだろう。
10)現在のソーラーシステムは蓄電すべきバッテリーがあまりにも未開発なので、結局は売電しなければならないが、月450kWhの発電能力のあるソーラーならば、地球全体に対する電気消費量の自己責任はまずまず負担している、とも言える。
11)さて、私に提供されているソーラーシステムは、それだけの発電能力はあるだろうか。
12)A社の提示によれば、4kWh出力のソーラーを設置すると、月間約350kWhはカバーできることになる。でも、これでも電力的に、自立しているとは言えない。わが家が大手を振って、電力を全量自作していますと言うには、結局5kWhのシステムを上げなければならないのだ。
13)では、電気料金的にみた場合はどうだろう。購入電力が22円/kWh、売電収入は38円/kWhである。ソーラー発電の30%を自家発電して、残りを売却したとすると、
自家消費 350kWh × 30% = 約100kwh (約2200円)
売電収入 350kWh × 70% = 約250kwh (約9500円)
つまり、10000円 - 2200円 - 9500円= -約1700円、となり、なんとこの数字だけ考えれば、電気料金がなくなるばかりか、月々1700円(年間2万円)の収入が増える、という計算になる。
14)ただし、上の数式が成立するのは、ソーラーシステムが0円だった場合であり、逆にいえば、月々約12000円程度のソーラーシステムを購入した場合、今までと家計費の収支はほぼ同等となる。このラインが攻防線なのである。
15)これに国からの補助(約7万円)や県からの補助(約5万円)と、10年ローンを組んだ場合の金利が関わってくる。ここを精査しないと、自己満足になり、家計費は更にひっ迫することになる。
16)ローンを払い終わったあとは、ソーラーシステムが月々1700円の小遣いを生みだしてくれるはずなのだが、それは10年間だけ。10年後に売電収入38円/1Kwhは保証されていない。それに、20年間保証とは言うものの、システムそのもののメンテナンスも不透明な面もある。
17)・・・となれば、やっぱり、今、ソーラーをあげるというのは、かなり頭を悩ます問題ではある。
18)さて、原点に帰ってみよう。イ)、ロ)はともかくとして、ハ)の場合、より現実味を加えるには、大きくわけて次の3つある。
a)屋根を最大限活用して、出力を大きくする。
b)現金で購入するか、ローンをできるだけ短期にする。ないしは金利を限りなく小さくする。
c)10年間の売電価格38円が保障されるのは本年度だけ。来年度以降はさらに安くなってしまう。
19)我が家では、それに付帯するところの別途工事も必要なので、家族会議を何度もひらかないことには即断はできない。う~む、シュミレーションとはいえ、なかなか悩ましい。
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