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2013/05/13

大沼安史 (著) 「世界が見た福島原発災害」三部作 <2>

<1>よりつづく

「世界が見た福島原発災害」-海外メディアが報じる真実
2011/5/27 緑風出版 単行本 280p

「世界が見た福島原発災害2」-死の灰の下で
2011/10/31 緑風出版 単行本 396p

「世界が見た福島原発災害3」-いのち・女たち・連帯
2012/3/7緑風出版 単行本 320p

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1)そもそも今回の出来事に気づいたのは、今年3月末に友人からメールがあり、その数日前に、奥さんから短い電話をもらったことを思い出した時からだった。正直言ってチンプンカンで、あちこちランダムなつまみ食いなのだが、時系列的に並べてみる。

2)そもそも、著者はそのブログの中の「渇っ!BOO仙人の連坊語録」 を見る限り、2009-07当時は、どうやら、仙台駅から南東1キロ当たりの街中に住んでおられたらしい(未確認)。その後、いつ頃からかは不明だが、現在は、駅から北西4キロの丘陵地帯のマンションを自宅としているらしい。ここは両親の住まいでもあったらしい。

3)その彼が、現在の奥さんと再婚されたのは昨年2012年夏あたりだったのだろうか。今朝、NHKの朝の番組でも、「中高年の再婚」をテーマに取り上げていたが、おめでたいことでもあり、当事者にしかわからない様々な事情もあるかもしれない。プライベート領域に属することである。

4)そして、この三部作に連なるような記事が展開されていた彼のブログに、突然「〔お知らせ〕 ブログをしばらく休載します!」の文字が現れるのは2013/03/16のことである(今、アクセスして知りました)。

5)それに呼応するかたちで、最近はかなり自己開示が進んでいたと思われる奥さんのブログにも、「これが最後の更新になると思います。」の文字が2013-03-23に表示されることになる。

6)すくなくとも、この直後に、彼女は私に個人的な短い電話をくれたのではなかっただろうか。いずれにせよ、今年4月になって、彼らにまつわる話題が、ネット上であちこち散見されるようになったのだった、と記憶する。

7)私はかならずしも自分のブログをより多くの人に読んでもらいたいと思っている人間ではない。また、他の人々のブログやネット上の書き込みも、こまかくチェックしている人間でもない。そのため、このような表記があったことをリアルタイムで知っていたわけではなく、今こうしてさかのぼって見た場合、ああ、そうだったのか、と気づく程度である。

8)それ以降、現在に至る状況について、検索すれば、それなりの情報をつかめると思う。だが「拡散」を希望する彼らに対してのリフレーンはあちこちに散見されるが、その事実を傍証する、あるいは反証するような、一次情報は極めて少ない。時には、「一犬影に吠えれば、百犬声に吠える」という状況で、正直、何がなんだか、わからない。

9)現在の彼らのブログには「TENMARS TM-195」という電磁波・マイクロ波漏洩測定器がたびたび登場している。これで身辺の数値調査を始めたのだが、どうやら、以前より体調が優れなかったのは、この機械の測定結果となんらかの因果関係がある、と彼らは判断したものと思われる。

10)彼のブログを読んでいて、ちょっと気になったところがあった。「ツイッターで、以下のような貴重なアドバイス」のことである。

11)# 高い電波密度は、携帯基地局かテレビ局の電波か近隣アマチュア無線、タクシー無線基地などの影響も考えられると思います。あと車で移動して超低周波電磁波が高くなるのは通常あります。配電線や送電線の影響。沖縄でも車の中で35mGにもなる通りが浦添の方にあるそう。2013/05/03

12)個人的には、なるほどそういうこともあるか、と読みすすめてしまうところだが、おや、と思ったのは、それに対する彼の反応。

13)いまのところ、該当するような、「中立的照射源(?)」は、(たぶん、ほとんど)近くに存在しない気がします。仙台市内の八木山緑町にも、国見のわたしたちの一画にも。2013/05/03

14)私はまずここで引っかかってしまった。八木山緑町といえば、ほんの一角に過ぎない小さなエリアである。そこから東南の方向約1キロ先には、テレビ局などの電波塔が、すくなくとも3台はそびえ立っている。夜間はライトアップさえされる。

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(付近の工事現場の空き地から)

15)本日午後2時43分、仙台市内・八木山の妻宅・1階書斎(東側)窓外で、なんと 12901mV/m を測定!2013-04-12

16)この表記の中の東側窓外というところが、どうも気になる。そちらの方向に、この風景のテレビ局のアンテナがあるからである。場所は違って、国見のマンションにおいてだが、次のような表記もある。

17)東側ベランダに向けた照射源(測定機の方向性探知と体感で把握)にあるのは、屋上に巨大なアンテナを建てたマンションで、その5階部分のベランダには、まっすぐ、こちらに向けた(衛星アンテナであれば、右上方向に向けなければならない)パラボラアンテナが設置されている(パラボラアンテナに注目したのは、下記の「ドイツ電子兵器犠牲者協会」の記事を読んだため!)。2013/04/28

18)と、ここまで気にするなら、目の前の大きなテレビ局のアンテナは目に入らないはずはないと思うのだが、どうだろう。さらにこのちょうど反対側(背中側)にも、もう1つ同じ規模のテレビ局の巨大アンテナが1キロ弱内に立っているし、更には、左手側には、携帯電話の基地局が同じ程度の距離内に存在している。

19)そうか、わかった! わたしたちに、袋小路の仙台の野草園へ誘いこまれた、若い君たち(後略)2013/04/03

20)この「野草園」こそ、この画像にでているアンテナの足元にある、自然植生を生かした大規模公園である。

21)仙台市の西北、国見地区で、いちばん便利なタクシーは「H交通」(本文実名)のタクシーだ。本社(国見5丁目 ●●●-●●●●(本文実電話番号)が近くにあるので、流しの車が目立つのだろう。わたしのマンションのみなさんの足にも。2013/05/10

22)こちらもまた、「タクシー無線基地」は「近くに存在しない」と即断してしまわずに、ツイッターにあったという「貴重なアドバイス」を有効に生かす方法で、もっと科学的で公平、客観的な調査というものは行えないのだろうか。すくなくとも、国見の彼のマンションの近くには「タクシー無線基地」が存在する強い可能性は残る。

23)昔、北海道で事件記者をしていた、若いころを思い出しながら、おびき出しつつ、尻尾を出させる取材手法(活動)で、「彼ら」を追い詰めています!2013-04-16

24)著者は誇り高き、ジャーナリストである。どのような実績をお持ちなのかは、残念ながら存じ上げないが、百戦錬磨の猛者であり、幾多の修羅場もくぐりぬけてきたのかもしれない。そういう意味では、彼のブログや本の、全体の意味を読み説くには、当ブログは、あまりに軟弱で、非力である。

つづく・・・かも

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