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2013/05/17

当ブログにおける「プチ炎上記事ベスト5」

1) バトルや炎上はネット上ではよくあることである。当ブログでは、「火事と喧嘩は江戸の華」にあやかって、「バトルと炎上はネットの華」と揶揄して、多少よそよそしい振りして、実は、横目で楽しんでいたりする。

2)だが、よそ様のバトルや炎上は、それなりに面白いのだが、自らがその当事者になるのはキツイ。できれば避けたいので、表現はややゆるやかになるし、怪しい兆候が現れたら、三十六計、逃げるにしかず、と、さっさと削除したり、当面アクセス不能にして、知らぬ存ぜぬを通すことにしている。

3)しかるに、どういうわけか、こちらの書き手が期待しないのに、なんだか異様にアクセス数が増えていく記事がある。それぞれに理由があるのだが、まぁ、致命的な炎上にならない限りはそのままにしている。

4)あんまり読んで欲しくない記事を多くの人に(と言っても当ブログの場合は数に限りはあるが)読まれるのは、なんだか気持がいいものではない。毎回気にして、それなりに、ひそかに「処置」はしているのである。

5)そんな訳で、個人的に記憶に残っている記事群を「プチ炎上」と名付けて、今回、リストを作ってみた。(それぞれの本のタイトルをクリックすると、当ブログのそれぞれに記事に飛びます)

当ブログにおける「プチ炎上記事ベスト5」

第1位

わかるWi-Fi
「わかるWi-Fi」 無線LAN規格の統一ブランドー「仕組み」と「使い方」
勝田有一朗 2010/09 工学社 I/O books 単行本 183p

 この記事を書いた2年半前は、WiFiという言葉は一般的ではなかった。最初はウィフィーと読んでいた。WiFiについて書いてある本は、ほんの数冊しかなかったし、ネット上の記事も少なかった。

 ところが、こちらも訳わからんのに、なぜかアクセス数だけがウナギ昇りに伸び続けた。アクセス機能の関係上、アクセスが多い記事が上にランクされるので、後から、すばらしい記事がどんどん登場してきているのに、いつまでも上位にランクされていたのだろう。

 最近では、WiFiを知らない人はほとんどいないし、ごく当たり前の機能となった。二年半でこれだけ違ってくるのである。最近は、アクセス数も少なくなり、来てくださいとお願いしても、ほとんど閑古鳥が鳴いている有様である。

第2位

「ササッとわかる『大人のアスペルガー症候群』との接し方」見やすい・すぐわかる図解大安心シリーズ
加藤進昌 2009/01 講談社 単行本 110p

 実は、この記事が現在わがブログでのプチ炎上中の記事。書いたのはすでに3年前なのだが、この一カ月ほど、何故か急上昇。なんでかなぁ、といろいろ原因を調べてみるのだが、分からない。粘着質の人が毎日来ている風でもないし、まったく読まないのに、アクセス数だけが増えている風でもない。

 実はこの頃、リアルな次元で、いろいろ人間関係でもめていることがあって(これをバトルという)、なんとかあいつに病名をつけるとすれば、これになるだろう、と思いついた訳である。誰かが教えてくれたのだが、やたらと気に入った。でも、3年も経過したから、今は割と仲良く付き合っている。(いまじゃぁ、あいつを病気とは、言いたくない)

 でも、なぜか今になってこの記事が、プチ炎上中。今日までは黙ってみていたが、もう嫌になって、自分でもこの記事を書いたことをあまり思い出したくないので、現在はアクセス不能にしてある。ほとぼりが冷めたら、また解禁しよう。

第3位
iPadショック iPhoneが切り拓き、iPadが育てる新しいビジネス
「iPadショック」 iPhoneが切り拓き、iPadが育てる新しいビジネス<1>
林 信行 (著) 2010/5 日経BP社 単行本 232p

 この記事は、数か月前にプチ炎上していたので、最近までアクセス不能にしておいた記事。解析の結果、なぜプチ炎上したのかは解明できている。最初はあまり気にならなかったのだが、気持ち悪くなったので、処置した。

 この記事へのアクセス数を稼いでいたのは、ごく一部、いや、たった一人の人間であろう。実に粘着質の人物であるに違いない。なぜヒットするかというと、この本に興味あるからではない。あるたった二つのキーワードがこの記事が掲載されたページの中に存在したのである。そのためにこのページがヒットしただけなのだ。だから、内容などまったく関係ないので、読みやしない。

 この粘着男(男とは限らないが、女だと、なお怖いので、男にしておく)は、ひたすら、たった二つのキーワードでアクセスしまくって、一日に二桁回数、わがブログにお越しになっていた。もちろん内容なんて読んでない。数か月、アクセス不能にして、現在はようやくヒットしなくなった。めでたしめでたし。現在は、解禁済み。

第4位
Photo_3 
「本など読むな、バカになる」 
安原 顯 1994/07 図書新聞 単行本 286p

 
ネット上の村上春樹人気は絶大である。私は別に春樹ファンではないのだが、現代人のたしなみとして、一か月だけ村上作品を60冊ほど読み続けたことがあった。そうしたら、わがブログのアクセス数がウナギ登りに登りつめた。効果絶大。

 だが、これらのアクセスは、単に村上春樹に関心があるのであって、わがブログに関心があってやってくるのではない(当然だろうが、なんだかいやだ)。だから、当ブログの中の他の記事に飛ぶわけでもなく、長時間滞在するわけでもない。あ、間違ってアクセスしてしまった、というかのように、すぐいなくなってしまう。

 その代表がこの本。「究極の愚作『ねじまき鳥クロニクル』精読批判」のサブタイトルがついているので、このフレーズに、異常に好奇心をそそられるのだろう。ヤスケンの論調もキツイので、この本自体好きではないが、まずはこのような本もあるのだ、ということを記録しておいた。

第5位
村上春樹の「1Q84」を読み解く
「村上春樹の『1Q84』を読み解く」
村上春樹研究会 2009/07 データハウス 単行本 217p

 こちらもハルキ本だが、「新日本学術芸術振興会 専任理事 『牛河』」というタイトルが、異様なオーラを発したようだ。牛河は、村上春樹の複数に登場する、怪しい人物の一人である。怪しいだけであって、別にそれ以上のことはない。

 ちょっとユニークな脇役ってところなのだろうが、スマートなハルキ本のなかにあって、すこしイビツで、素敵といえる存在ではない。だから、あまたいる評論家たちは、あんまりこの人物に触れたがらない。かっこよくないんだよな。

 そんなこと知らないから、何気に、気付いたことをメモしておいたら、やたらとこの記事にもハルキニストたちは異常反応を示したようだ。残念ながら、皆さんのようにハルキワールドを知らないので、間違っている事を書いているかもしれませんので、ごめんなさい。まぁ、一読者としての、へんなメモ、とでも思ってもらえば、それで終わりです。

次点


「独立国家のつくりかた」
 
坂口恭平 2012/05 講談社 現代新書 221p

 この本を、次点としてでもあまりここにメモしておきたくはなかった。しかし、著者ご本人がツイッターでこの記事をリツイートしたせいもあってか、いまだにアクセスは続く。はっきり言って、批判である。あまり著者にとっていいことは書いていない。

 だから、あまり読まれると困るのだが、なぜかシリーズ化したこの記事全てが、いまだに読まれている。単に間違ってアクセスしてくれた、というのではなく、結構、みんな、じっくり読んで帰っていく。

 あまりすっきりしないので、一時アクセス不能にしておいたが、最近また解禁してみた。この方については、なんだかオーラがイビツなので、正直触れたくはない。不思議な「魅力」のある人物だとは思うが、どうも得手ではない。

次々点
Photo_2
「テラ・フォーミング」 宇宙コロニーの実現
ディスカバリーチャンネル 2003/04 ディスク枚数: 1 角川書店 52 分

 楽天ブログから、こちらのニフティのココログに移ってきて、最初にプチ炎上したのが、この記事。テラ・フォーミングだなんて、初めて聞いた言葉だったし、この後にリンクして展開していったわけでもないのに、やたらとアクセス数を稼いだ。

 別に読まれても恥ずかしくはなかったが、当ブログにおける主テーマではないので、なんとかここから、当ブログの中の他の記事へと移動していってくれないかなぁ、といろいろ工夫してみたが、駄目だった。

 今となっては、懐かしい記事ではあるが、なんでこんなにアクセスが来るんだろうと不思議でしょうがなかった。以前の楽天ブログでは、記事別アクセス数が判明できなかったから、自分のブログがどう読まれているかは、ほとんど分からなかった。

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