「チキンの骨で恐竜を作ってみよう」 クリス・マクゴーワン 著
「チキンの骨で恐竜を作ってみよう」
クリス・マクゴーワン (著), Chris McGowan (原著), 瀬戸口 烈司 (翻訳), 瀬戸口 美恵子 (翻訳), ジュリアン マロック(画) 1998/08 青土社 単行本 170p
Vol.3 No.0987★★★★★
1)最近、市内の区図書館のひとつが別な場所に市民センターなどともに改築された。なかなか新しい設備なので、いつか行ってみようと思っていたが、先日、他のイベントがあり、地下にできた図書館も覗いてきた。
2)真新しい図書館の入口にはセキュリティチェックのためか、万引き防止のためか、白いガードがある。すこし違和感を感じながらも広い展示スペースを見て回った。
3)しかし、蔵書やDVD類は今までのものを再展示しただけなので、決して目新しくはない。広々として気持ちはいいのだが、逆に、蔵書類は皮肉なもので、古びて見える。
4)特に借りるものもないなぁ、と思いつつ、眺めていて、この本を見つけた。う~ん、なんだか不思議なテーマである。すくなくとも、ネット検索で、図書館の蔵書を見ている限り、このような本に出会うことは、まずないだろう。分野も違うし、趣味も違う、新刊本でもない。誰かに聞いたわけでもない。
5)なんだか、だからこそこの本は面白そう、と借りだしてきた。借りだしてきたばかりではなく、実際にスーパーからチキンを買い、それを食べ、骨をきれいにして、準備を始めてしまったのである。
6)実際には、一匹の恐竜をつくるのには、チキン丸焼き3匹分の骨が必要らしいが、老妻と二人で、そんなに食べることはできない。せいぜい若鳥の毛羽先と毛羽元の小さなパック入りを買い、準備するのが精いっぱいだ。
7)さっそく煮てもらい、肉をそぎ落としたあとに、骨を一本一本洗い出した。これが結構時間がかかる。洗うだけでも一時間ほどかかった。
8)いつもは骨など見向きもしないし、骨をしゃぶりつくすなんてことはない。まして、まじまじと見ることなどない。でも今回は、一本一本、右も左もあることがわかった。
9)間接があり、軟骨がある。ほう、そうなのか。これはなかなか面白い。と思ったが、まだちょっとしか骨は集まっていない。恐竜一匹分を、「食いつくす」にはまだまだ時間がかかりそうだ。
10)さっそく出来た骨は乾燥させ、冷蔵庫に保存したのだが、ホントにこれ、完成するだろうか。実は、すこし嫌気がさしてきている。
11)まず、臭いが駄目だなぁ。手に付いた臭いは、2~3日染みついているし、大体において、骨自体がいつまでも「香ばしい」のだ。仮に出来たとして、ガラスケースに入れて、孫にでも自慢しようと思っていたのだが、どうも、この臭いはとれないんじゃぁないかな。
12)ということで、現在は気分的には中止決定。完成しそうにない。そもそも、雑食ではあるが、好んでチキンを食べるわけでもなく、恐竜ファンでもない。ただただ、発想の面白さに惹かれただけだ。チキンと恐竜が好きな子供たちが、作ることを楽しみに試みるのがいいのだろう。決して、装飾用や、陳列用ではないかも。
13)今回、この本に惹かれた自分を見ていて思ったのは、何かを作りたがっているなぁ、そして、しかもそれは立体的なもの。手ごろな大きさで、しかも経費が格安なもの。私の場合は、そういう何か別なものを探したほうがよさそうだ。
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