恐竜ファイル―先史時代の地球を闊歩した恐竜たちの驚くべき生態120種
リチャード・ムーディ (著), 東 眞理子 (翻訳) 2007/2/2 ネコ・パブリッシング単行本 143p
Vol.3 No.1018★★★★☆
1)「チキンの骨で恐竜を作ってみよう」 を読んでから、実際にチキンの骨を集め、恐竜らしきものを作ってみると、これがすっかりマイブームとして定着した。DVD「ジュラッシクパーク」シリーズも、最初は冷やかしのつもりだったのだが、割とマジになって見ている自分に気づく。
2)恐竜はほとんどの人々にとって地質学(地球の構造を研究する学問)というすばらしい学問に接するための唯一の材料です。自身や火山の噴火や津波も地球の活動を示す現象ですが、恐竜には大人も子供も「うわあ!」と目を輝かせるような魅力があります。p6「はじめに」
3)私もどうやら、この魅力にはまってしまったようだ。
4)地球ザウルス2013と名付けた自作のこの模型、どれだけの妥当性があるのだろう。
5)「ティラノサウルス」 Tyrannosaurus
暴君トカゲ 竜盤目 ● 獣脚亜目 ● テタヌラ類 ● 科名:ティラノサウルス科
最初の発見年 1902年 ● 発見地 北米:アメリカ ●全長 約12m ● 体重 4~7t ● 食物 肉 ● 繁殖形態 卵生 ● 時代 白亜紀後期、7000万~6600万年前
つい最近までティラノサウルス・レックスは陸上に生息した史上最大の捕食動物だと考えられていた。カルカロドントサウルスとギガノサウルスとタルポサウルスが発見されたことで、「暴君トカゲの王」の地位は確かに危うくなった。しかし、不思議なことに、巨大な肉食動物の名前を尋ねられて、わたしたちが思い浮かべるのはやはりティラノサウルスである。
非常に大きな頭部、強力な顎、獲物の骨をかみ砕く鋸歯のある大きな歯が、この恐竜の典型的な特徴である。頭部の長さは15メートルにおよび、もっとも大きな歯は先端から歯根の底までの長さが30センチもあった。
ティラノサウルス・レックスは長らく解説されてきたとおり、化石として発見された生物の中でもっともすぐれた捕食者だった。
ニューヨークの自然史博物館とシカゴのフィールド博物館を訪れると、見事な骨格を見ることができる。フィールド博物館にある「スー」はもっとも高価な恐竜である。1977年にニューヨークで開催されたサザビーズのオークションで840万ドルの値がつけられた。
ニューヨークの複製もシカゴの「スー」も、ティラノサウルスが均整のとれた体をもっていたこと、最高の装甲板を付けた最大の恐竜にとっても恐ろしい敵であったことを伝えてくれる。
一部の骨に残る大きな傷跡はティラノサウルスが仲間同士で争った結果だろう。ティラノサウルス・レックスは粉まで特大級だった。1998年にカナダのサスカチュワン州で見つかった糞は長さが43センチもあった。 p64
6)うははは、ひとつひとつの恐竜に、これだけのデータがあったとは。名前さえ、ようやくT-レックスとかステゴザウルスなんて聞いたことがあったような気もするが、ひとつひとつ調べて覚えていったら、たしかにこれは、すごい世界が広がってくるなぁ。
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