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2013/06/15

ニューチャイルド OSHO <4>

<3>よりつづく 

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「ニューチャイルド 」 <4>
OSHO (著), スワミ・パリトーショ (翻訳), スワミ・アトモ・スディープ (翻訳) 1993/01 ニューチャイルドプロジェクト OEJ books 単行本: 324p

子供たちが、まったく競争心を持たずに
成長していく手助けをしようと考え始めたとたんに
あなたは間違った道を踏み出している
あなたが何をしようとしているにせよ
子供たちに特定のプログラムを与えることになるからだ
そのプログラムはあなたが与えられたものとは
違っているかもしれない
だがあなたは、やはり子供を条件づけしていることになる
たとえ、この上なく好ましい意図に基づいているとしても
 

木は、誰かが成長の仕方を教えなくても成長し続ける
動物も鉱物も、全存在も、何のプログラムも必要としない
根本的には
プログラムを植えつけるという考え方そのものが
隷属を生み出している
 

そして、人間は何千年もの間
さまざまな名のもとに、隷属する人間を作り出してきた
ひとつの呼び方に飽き飽きすると
すぐに別の呼び方を考えて、名前をつけかえた
その条件づけは、2、3、はプログラムの修正がなされ
ところどころに変えられた箇所があっても
根本的なところは何も変わりはしなかった
 

(略) 

私に言わせれば
親の役目とは、子供が成長するのを助けることではない
子供は、あなたがいなくても成長する
あなたの果たす役目とは
すでに成長しつつあるものを支えてやり
それに滋養を与え、手を貸すことだ
指示を与えてもいけないし
理想像を与えてもいけない
子供たちに何が正しく、何が間違っているかを
教えてはならない
子供自身に、それを経験させるようにしなさい
 

子供たちに対して、あなたにできることはひとつしかない
それは、あなた自身の生を分かちあうことだ
子供たちに、自分もまた
親から条件づけを受けてきたことを話しなさい
特定の理想に従い、特定の制限の中で生きてきたこと
そして、こういった理想や制限のために
すっかり生を無駄にしてしまったことを話しなさい
そして、自分はおまえたちの生を損ないたくない
完全に自由でいてほしいと、話しなさい
 

(略) 

子供たちに、そう伝えるには勇気がいる
父親と母親には、途方もない愛情が必要とされる
「お前たちは、私たちから完全に自由でいなければならない
私たちに従うのではなく
自分自身の知性に基づいて行動しなさい
たとえ道に迷ったとしても
盲従したまま、いつも正しいことをするよりはるかにましだ
自分の考えで行動して間違いを犯し、そこから学ぶほうが
他の人に追従して間違いを犯さないよりはいい
間違いを犯さなかったところで
人に追従する以外に何ひとつ学ぶことにならない
そして、人に追従することは害になるだけだ」
 

これは、あなたに愛があれば、いともたやすいことだ
私に「どうすれば」と訊かないことだ
「どうすれば」という質問は
手順や方法論、テクニックを求めているということだ
だが、愛はテクニックではない
 

子供たちを愛し、彼らが自由であることを楽しみなさい
彼らが間違いを犯すままにさせ
どんな点で間違いを犯したのか
自分で理解できるように手助けしてやりなさい

子供たちに、こう言いなさい
「間違いを犯すことは悪いことじゃない
いくらでも、たくさん間違うといい
それこそが、より多くのことを学び続けるだからだ
だが同じ間違いを何度も繰り返してはいけない
そんなことをしても、馬鹿になるだけのことだ」

結局これは、私から単純な答えを得て済む問題ではない
あなた自身が、瞬間から瞬間へと子供たちとともに生き
些細なことにおいても、彼らに最大限の自由を与え
あなた自身が、答えを見つけ出さなければならない
 OSHOp205

<5>につづく

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