「自分で作る風力発電」 [Kindle版] 中村昌広 (著) 大人の週末工作
2013/6/1 総合科学出版 フォーマット: Kindle版
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Vol.3 No.1010★★★★★
1)この大人の週末工作シリーズ、太陽光発電からはじまり、水力発電、そして風力発電と行くらしい。我が家のポータブル・ソーラーはすでに実用化し、今度の週末には水力発電もほぼ実用化の目途がたっている。次は、風力発電である。
2)当ブログとしては、本当は、この大人の週末工作シリーズで、原子力発電までいきたい(笑)のだが、それはブラック・ジョークすぎるだろうか。ガイヤ理論のラブロックや、ホールアース・カタログのスチュアート・ブランドの最近の言説によれば、電話帳くらいのポータブル原発が誰でも持つ時代が来るかもしれないので、その可能性に賭けてみたい気もする。
3)どこかの学生が、ネットで情報を集めて、核爆弾を造ったというから、最後まで可能かどうかはともかく、ネット情報でポータブル原発を週末工作で作る時代が来るかもしれない(もちろん、私は現在の原発システムには大反対である)。
4)この本、この6月にkindle版もでたようだから、かなり人気本なのであろう。
5)しかし、かなり本格的である。プロペラ付きの模型飛行機をイメージする風力発電だが、その回転部分をつくるというだけなら私もついていけるが、この本では、発電機そのものを作ろうというのだから、半端じゃない。
6)著者にとっては、自転車のタイヤについている発電機ハブダイナモでは物足りないのだ(lll゚Д゚) 著者は専門家ではないのだが、ここまでのめり込む。これはもう当ブログの範疇を越えているが、いつかやってみたいと思わせる魅力ある工作である。
7)当ブログでは、すでにホームセンターの自転車コーナーから無償で譲り受けたハブダイナモで水力発電器を鋭意制作中である。完成までの道筋はついた。次は風力発電だとばかり、次のハブダイナモを探索中である。
8)他の自転車屋を数軒回ってみたが、今のところ、ラッキーなことばかり続かない。個数的には流通していない部品ではあるが、自転車で部品としてハブダイナモを取り寄せることもできる。店によって値段はまちまちだが、私は2500円ほどで、次なる風力発電用を注文しておいた。
9)ひとつ、自転車屋を回っていて感じたことがある。私は、どうせ捨てるのだから、無料でくれてもいいだろうと思った。現に、別な自転車センターでも目の前に廃棄用の中古自転車にハブダイナモがついていた。これがほしいと言ったのだが、駄目だった。
10)なぜか。
11)ひとつ、大型自転車センターでは、中古自転車は扱っていない。業として中古品を扱うとすれば、別途警察等に届けを出さなければならないのだ。つまり、中古品を販売すること自体ができないことになっている。
12)次に、じゃぁ、なぜに無料でくれないのか、というと、これもなかなか興味深い現実がある。自転車店では、不要になった自転車を、ただで引き取っているわけではない。500円とかの廃棄料金を得て、客から引き取るのである。だから、責任上、最後まで廃棄処分をしなければならない、ということらしい。
13)ニュースで、廃棄家電製品の横流し、海外流出の話題が出ていた。つまり、あの問題と同じことが起きてしまうのである。
14)私は今回たまたま廃棄自転車のハブダイナモに気づいた訳だが、仕組みを知っている技術者たちなら、廃棄しようとする家電製品から、自らが工作に使えそうな部品を全部取り外して廃棄するだろう。
15)現にドシロートな私でさえ、古いパソコン類を廃棄する時には、使えそうな部分を外して引き取ってもらう。自転車だって、見る人が見れば、再利用可能な部品の塊に見えてくるに違いない。
16)で、現実には、このリサイクル法で縛られている廃棄家電品類の再利用状況はどうなっているのであろうか。有効に分解再利用されているのであれば、いいのだが、万が一、埋め立てだけに使われているのなら、せめて、自転車のハブダイナモだけでも、取り外して、流通して欲しいなぁ、と勝手に思ったのだった。
17)あるいは、このハブダイナモがもっと話題になり、自転車を廃棄しようとする人が、ハブダイナモを取り外して、ネットオークションででも流通させれば、週末工作も楽になるかもしれない。業として中古品を販売するのでなければ、問題ないように思うのだが、どうだろう。
18)いずれにしても、自転車店回りをして、一生懸命働いているスタッフたちの時間を借りて、しかも無償で中古部品をいただいてくる、というのは、いささか恥ずべき行為なのではないか、と思った次第。先日、無償でゲットできたのは、ラッキー中のラッキーと思うことにした。
19)しかし、5~6000円というのは高すぎる。別な大手自転車専門チェーン店では6000円超だった。品番を選ばなければ、部品取り寄せで、カタログ価格2500円前後である。発電工作の中核になる部品なので、このハブダイナモがこの値段なのは、妥当であろう。販売店にも多少とも売り上げになるし、なにしろ新品なのだから、性能も保証つきである。
20)この大人の週末工作シリーズ、2012/11に「自分で作るハブダイナモ風力発電+」という本がでている。当ブログは、そちらをテキストに風力発電器工作をすすめたい。
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