「もしも?」の図鑑 「恐竜の飼い方」 土屋 健 (著), 群馬県立自然史博物館 (監修)
2013/3/19 実業之日本社 単行本(ソフトカバー): 128p
Vol.3 No.1022★★★☆☆
化石の見つけ方
研究者の人たちは、どうやって化石を見つけているのでしょうか?
その方向が分かれば、読者のみなさんも化石を見つけることができるかも知れません。
1、化石が見つかる地層を知る
恐竜をの化石を見つけるのなら、中生代の陸地でできた地層を探す必要があります。地質図や各地の博物館などでそうした情報を得ることができます。
2、その場所から過去に化石が出ているか調べる
地層を見つけたら、今度は化石の出そうな場所探しです。どんな場所からどのような化石が出ているのかを、本や博物館で調べましょう。
3、その場所に行くことができるのか調べる
化石が出る場所をふくめて、すべての土地には所有者がいます。化石を掘ってもよいのか、許可を事前にとるようにしましょう。その土地の近所にある博物館を訪ねると、許可について教えてくれる場合があります。
4、装備を整える
化石を掘るには準備が必要です。岩石用のハンマー、マジック、ペン、メモ帳、タガネ、ヘルメット(ぼうし)、軍手、ルーペ、長そで、長ズボン、じょうぶなくつ、地形図、化石が割れたときに使う接着ざい、もしあればゴーグル、化石を包んで持ち帰るための新聞紙など、十分な装備と服装を整えます。
5、調査計画をたてて行動する
前もって、調査する場所までどうやって行くか、電車とバスの時間や、どれくらい歩くのかなどを調べておきましょう。調査の日は、その計画に従って行動するようにしましょう。また、地図を参考にしながら、どのようなルートを通って、どこに探しに行くのかという計画をたてましょう。
6、必ず2人以上のチームで、おとなといっしょに調査する
がけの下などの危険な場所を調査することもあります。1人で行かないのはもちろんのこと、おとなといっしょに行動するようにしましょう。
7、足元の石、がけの上の石も探す
化石はがけの地層の中だけではなく、そこから転がってきた石に入っていることもあります。足もとの石に化石が入っていたら、それがどこから落ちてきたのかを考えてみましょう。さらに、がけの上の石が落ちてくることもあります。そうした石にも注意しながら、根気よく化石を探してください。
8、運良く大きな化石を見つけたら
まず場所を地形図の上に記録しましょう。その後、掘り出す前に、近くの博物館や大学にれんらくしましょう。プロの研究者の協力を得ることで、化石の価値を落とすことなく掘り出すことができるでしょう。大きな化石の場合は、全面的に研究者にお願いすることになります。p114「化石の見つけ方」
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