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2013/06/13

農家が教える「どぶろくのつくり方」―ワイン、ビール、焼酎、麹・酵母つくりも


農山漁村文化協会= (編集) 2007/12/20 単行本: 191p
Vol.3 No.1017★★★★★

1)遠野に遊んで、ハマってしまったのが、どぶろく、ってやつ。そもそも旅館をネット予約する時に、ひとり一合サービスします、というのが気にいったのだった。

2)いままでも、どぶろくを飲んだことは何回かあった。炭鉱で働いている家族とか、山村の山の頂上の方のお宅とか、比較的、都市から離れ、商業圏から離れ、ほとんど自給自足できそうな環境の人々を訪ねた時にいただいたのだった。

3)かつてはどこでもどぶろくが作れたのに、酒税法とかがあり、いつからか御法度になっていて、どぶろくは光のあたるところで飲んではいけないような、不思議な魅力がある。

4)現在では特区とかあり、作っていい地域があるのかもしれないし、すでにこれは全国的に解禁になっているのかもしれない。

5)遠野では、宿でもキチンとメニューに載っているし、道の駅やお土産品コーナーには、ちゃっとした瓶詰で、商標も「どぶろく」として売られている。四合瓶もあったし、ワンカップもあった。だけど、私は買わなかった。

6)道の駅で「どぶろく」をお土産に買う、ってのは、ちょっとちがうんじゃないか?

7)もうすこし、ひそかに、秘めやかに、どぶろくは作られて、ちょっと人目を忍んで飲む、ってのがいいんじゃぁ、なかろうか。

8)ってんで、奥さんにお願いして、一緒に作ってみることになった。さぁ、いつから始まるかは分からないが、とにかくこんな本が近くの公立図書館にでている限り、非合法ということでもあるまい。それを販売するわけではなく、まぁ、台所での実験、ということであれば、バレることもなかろうし、まぁ、お目こぼしもしてもらえるだろう。

9)だいたい、どぶろくっておいしいんだよね。それに飲み口がいいくせに、度数が大きいので、酔う。

10)うちの奥さんは、材料費とか失敗した場合のことを考えて、結局高いものになるんじゃないかしら、とのたまわる。うん、そうなのかもしれない。ちょっと安手の焼酎でも飲んでいたほうがいいのかも知らん。

11)でも、やってみたくなったんだからしかたないよなぁ。失敗したら失敗したで、ちょっと酸っぱいね、とか、これは飲めないねぇ、などと言いながら、結局飲めばいいじゃんか。発酵はするはずだから。

12)かと言って、体こわしちゃまずいよなぁ。ほどほどにして、まぁ、やってみよう。

 

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