三宅洋平 選挙フェス 街頭ライブ@仙台
6月21日の夏至から、当ブログはメンテナンスに入って、結果的に7月の21日までは休んでいたから、本も読まなかったし、積極的にネットもみなかった。ブログもやめようと思っていた。
テレビは見ていたし、カーラジオも地震速報や天気予報のために聞いていたから、参議院選挙運動中であることは知っていた。でも、今度だけは投票にいくのやめようかな、と思っていた。だってさ、なんも意見通らないもの。
そんな白けた気分でいたところ、ほんの投票日数日前になって、三宅洋平の選挙用フライヤーが20枚ほど届いた。ふむ、こういう人が立候補しているのね。いろいろ考えて、全国区はこの人の名前を書いた。
多少はネットで調べたし、これはこれでOKだな、と思った。その選択に間違いはない。
だけど、本当はここからなんだな。
洋平はYA!MAN!っていうから好き。そこだけでもすでに95点。
公約にあたる政策9ヶ条についてはすでに編集日記に書いたけど、それなりに思うところはある。これはどうかなぁ、と思うものもある。でも、それでいい。
結論から言えば、三つやりたいことがあれば、ブログを復活させようと思っていた。ひとつはチキンの骨でつくる恐竜の世界。ふたつめはは飯沼義勇のホツマの世界。そして、みっつめを探していた私には、緑の党や山本太郎、三宅洋平、この流れがとどめでいいじゃないか、と思えた。
正直言って、みどりの風と緑の党がどう違うのかすら知らなかった。山本太郎が立候補しているのかどうかさえ、投票日直前まで知らなかった。みどりの風の代表は選挙の敗北を受けて政治から引退するという。
お前は引退できるからいいなぁ、と誰か首相だったかの政治家が引退する時に、昭和天皇は言ったという。しかしまぁ、国民もまた引退はできないんだよな。国民という括りは好きではないけれど、人間は人間、私は私。私であることを引退はできない。
山本太郎が当選したから、その「弟分(洋平いわく)」の洋平の役割もやんわりと、これから6年間はあるだろう。緑の党は議席を獲得できなかったから胡散霧消するのだろうか。でも、本当は、これからなんだよ。
9年前、喜納昌吉が参議院にでることになった時、私は一ヶ月間をぶん投げて、選挙活動をした。仙台でのスタッフは4人+1人しかいなかった。一人はご老体で、一人は政治ゴロみたいな過激派。そして、沖縄帰りの奥さんを貰った友人カップルと私。
街頭ポスターを張り、チラシを郵送し、団地でポスティングした。駅前の雑踏に目立つ格好で立ち、通行人にチラシを播きながら呼びかけた。ほんとうのことを言うとへとへとだった。意外な知人たちからの反発。ポスターを張る場所を獲得することのむずかしさ。反応のなさ。そして、候補者への疑問。あの時の公約って、結構、かなりめちゃくちゃだった。むしろ三宅洋平のほうがまともだ。
結局、候補者は仙台にはこなかった。当選後のねぎらいの言葉も、当選者からはなかった。それから6年間、二回ほど国会活動報告を送付してもらったけど、それだけだった。
6年間経過して、再立候補の際には私には協力要請はなかった。あっても、前回ほどは動かなかっただろう。彼は落選した。そして、選挙や政治にはうんざりした。そのあとの民主党の活躍と凋落には、それなりに関心持ち続けたけど、やはりうんざりだったというしかない。
三宅洋平が仙台に来た日、私はすぐそばの高層ビルの24階に午後いっぱい閉じ込められていた。3年に一度の仕事用資格更新の日だったので、どうしても抜け出して、そのライブには参加できなかった。でも、三宅洋平は仙台に来た。偉いと思う。
三宅洋平は、喜納昌吉の「すべての武器を楽器に!」というフレーズを、フライヤーでもスローガンにしている。偉い。9年前だって、これがスローガンだったのだ。でも、すべての武器が楽器になったかな・・・・?
疑問は山程ある。
まぁ、投票日は終わったし、あせることはあるまい。しかし、はっきり言えることは、三宅洋平が来なかったら、私のブログはまだまだ復活しなかっただろうし、永遠に復活さえしなかったかもしれない、ということ。
思えば、チキンの骨で恐竜をつくるのも、神話を頼りに地域を歩きまわり歴史津波からホツマの精神性を再現しようとするのも、スローガンや公約や気になるアーティストたちの言動の断片を集めて、未来像をつくるのも、どこか似ている。出来合いのプラモデルにはない制作の楽しみがある。
何ができるか分からない。どう作ったらいいか、わからない。最終的なクオリティはどうなのか。でもワクワク感がある。ドキドキする。この辺を探っていくと、なかなか簡単に終わらない。
簡単に終わらなければ、それをネタに、ブログを続ければいいんじゃない。いい口実になる。
そんなわけで、私はこの人を支持することにした。選挙終わってからの支持表明なんておかしいかもしれない。でも、彼を応援することは、当ブログの目的ではない。彼に応援されて、自分のブログをつくることが目的なのだ。
なにをやってますか、って言われて、チキンの骨で恐竜を作ったり、自転車のハブダイナモで自家発電工作してます、って言ったりするように、三宅洋平に挑発されて、ブログを書き続けることにしました、って言うのは、私にとって、そんなに恥ずかしいことではない。
三宅洋平、よくぞ仙台まで来た。彼が来ることを知らせてくれた友人カップルにも感謝する。山本太郎、当選おめでとう。君の主張に賛成しかねるところもある。東京都民じゃない私はあなたに投票することはなかった。でも、あなたにはあなたにしかできないことがきっとあるはずだ。他の議員なんて、二束三文に見えてしまうような活躍ができるはずだ。
緑の党(らしきもの)を作ろうとした中沢新一は、まだ生きているだろうか。本当にやる気あるだろうか。緑の党グリーンズジャパンとやらは、今後も活動するだろうか。
福島は? TPPは? 憲法は?
当ブログは、当ブログなりに、模索してみよう。これが当ブログ復活の、とりあえずの口実だ。
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コメント
2013年参院選の結果と緑の党に問われるもの (メモ)白川真澄さん http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-11581011046.html
こういう分析は大切だな。私は正直に言って、みどりの風と、緑の党の違いがよくわからなかった。今後につなげる意味において、ほんとうのスタートはこの選挙の後の方が大切だと思う。
投稿: bhavesh | 2013/07/29 05:35